LIFE STYLE | 2020/05/19

「MRIは使えません」耳が不自由な子どものシートベルトに書かれたメッセージにハッとさせられる

文:仲田拓也
いつどんな事故に巻き込まれるかは誰にもわからないもの。特に、自分の状態を上手く説明できないハンディキャッ...

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他のハンディキャップにも応用可能

「このシートベルトカバーは突然の事故などの場合、救急隊にすぐに気づいてもらえるものが必要だと思いました」と『ABC』の取材に答えるナタリーさん。

このシートベルトカバーは、他のハンディキャップを持っている人にも応用されており、実際にナタリーさんは、自閉症やダウン症の人たちのためのシートベルトカバーも制作している。

現在ナタリーさんは自身の通販サイトで、このシートベルトカバーを1つ16ドルからで販売している。マジックテープで着脱可能で、シートベルトだけでなく、ランドセルなどにも装着することができるという。

安全で快適な社会はちょっとした工夫と気づきで実現できる。このシートベルトは、そのよいお手本と言えるだろう。


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