ITEM | 2020/03/19

手洗いの前に手のひらにスタンプ。はんこメーカーの逆転の発想が生み出した「おててポン」がSNS上で話題に

文:赤井大祐
今回の新型コロナウイルス騒動を通して、感染症に対する効果的な予防策として手洗いの重要性が説かれている。し...

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文:赤井大祐

今回の新型コロナウイルス騒動を通して、感染症に対する効果的な予防策として手洗いの重要性が説かれている。しかし子どもに正しい手洗いを教えるとなるとなかなか難しいもの。

そんな中、ハンコメーカーのシヤチハタによるアイデア商品が、楽しく簡単に手洗いを学べると話題を集めている。

印影が消えるまで手を洗おう

その商品とは「手洗い練習スタンプ おててポン」だ。使い方はとても簡単。手のひらにスタンプを押すと、可愛らしいバイキンの印影が出現。この印影が消えるまで約30秒間に石鹸で手を洗い、インクを落とすことで、手洗い完了を知らせてくれる。

消費者庁の調査によると、手洗いにかける時間が15秒以下と簡易的な手洗いで済ませている人が7割以上占めているという。この「おててポン」を使用すれば、楽しんで手洗いの練習に取り組めるだろう。

スタンプ可能回数は約1000回。ブルーとピンクの2色展開で、スタンプの印影もそれぞれ異なる。インクは安全性に配慮した食用色素を使用している。価格は税込み550円。シヤチハタのオンラインストアでは現在売り切れ中となっているのでご注意を。

2万8000リツイートの反響

あるTwitterユーザーが今月14日、この「おててポン」を子どもの手洗いに導入し、「手洗いの為に手を汚すなんて奇跡の発想、私にはできないよ」と称賛のツイートを投稿。すると、瞬く間に拡散され、2万8000件のリツイートを記録。「夫の手洗いが雑なので夫にも使いたい」「発想が素晴らしすぎて感動」などの声が寄せられた。

新型コロナウイルス対策としての地道な手洗いが功を奏したのか、今年のインフルエンザの感染率は昨年と比べ大きく減少したという。これを期に、子どもたちの手洗いを見直してみてはいかがだろうか。