新年あけましておめでとうございます。今年FINDERSは創刊2年目を迎えます。そこで、年始企画として昨年、FINDERSに登場してくださった方々に2018年の私的ベスト1と2019年はコレが来る!という予想、そして2019年に挑戦してみたい仕事を挙げていただきました。
今回、登場するのはフィラメント代表の角 勝さんです。
デザイン:大嶋二郎
角 勝(すみ・まさる)
株式会社フィラメント 代表取締役CEO
1972年生まれ。公務員(大阪市役所)出身で、「大阪イノベーションハブ」の立上げと企画運営を担当。2015年、大阪市を退職し、共創による新規事業開発と組織開発・人材開発を行う株式会社フィラメントを設立。2016年には企業アライアンス型オープンイノベーション拠点The DECKの立上げにも参画し、他のコワーキング・コラボレーションスペースのコンセプトメイキングや活性化にもアドバイザリーを提供している。
日本の大企業からイノベーションが生まれなくなった理由はほぼ解明できた|フィラメント代表・角勝
1:2018年のヒト・モノ・コトの中で「私的ベスト○○」1つ
フィラメントとしてのイベントブランドQUMを立ち上げたこと。
QUMはQuest(探究)、Unite(連携)、Move(行動)の頭文字からとっています。
単なるイベントではなく、登壇者の対話を通じて思索を深め、そこから、つながりが生まれる場、アクションが起きていく場になることを意識しています。これを東京と関西で開催したのですが、とても評判が良く、今後の拡大展開なども色々妄想しています。
2:「2019年はコレが来る!」と思っているヒト・モノ・コト
これは1つに絞れないな。3つ挙げたいと思います。
1つはキャッシュレスペイメント。これは国主導で動いてますが、2017年の電子レシート実証実験から始まり、来年の消費税導入、2020年のオリンピックの事前準備としてキャッシュレスペイメントの環境整備は進むでしょう。
2つ目は、今更だけど、音声インターフェイスがくるんじゃないかと。スマートスピーカーもそうなんだけど完全独立型イヤフォンが本格普及期に入り、これを起点として、様々な別デバイスの操作が現実的になっていくのが2019年あたりじゃないかなと。例えば地図アプリの音声による道案内とか。僕、方向音痴なのでマジ期待しています(笑)。
3つ目は、フードテック。これも来年あたり、本格的に日本に入ってくるんじゃないかと思います。今までデジタル的に把握できていなかった調理に関するパラメータがテクノロジーの発展によって管理できるようになってきた…それが海外におけるフードテックの隆盛の背景なんだと思いますが、ビジネスとしてもとても面白いと思います。
3:2019年に挑戦してみたい仕事
これも毎年思っているんですが「本を書く」これをやりたいです!本の内容は「プロジェクト型の仕事の作り方・進め方」とか。いろんな人と楽しく成果性の高い仕事を進めるためのノウハウがたまってきたのでどっかで体系化して披露したいと思ってます。
あとは「2019年はコレが来る!」の欄で書いた各領域での仕事もやりたいですし、2018年ベストのところで書いたQUMの拡大展開もね!