宮崎大輔
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1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJICAの青年海外協力隊に参加。中米パナマ共和国で農業指導を2年間行う。2015年からフリーランスになり日本、東南アジア、南米、アフリカの案件に農業コンサルタントとして従事。またノマド生活をしながら、世界中でスナップ写真やポートレート写真を撮影中。ブログ
週末を利用した小旅行
インドとネパールを旅行した後、少し疲れていたのですが韓国へ行くことにしました。私は海外へ行く場合には2週間から3カ月くらいの期間が多いんですが、今回は2泊3日の週末旅行にしました。海外の長期滞在に疲れていたので、あえてサクッとした旅に。
週末旅行の計画を考えてみると、普段の長期滞在とは勝手が違って驚きました。いつもだったら1つの町に3日から一週間くらいは滞在しますが、今回はそうはいきません。でもこの週末旅行が一般的な日本人の海外旅行だと考え、実際に自分でも体験してみることにしました。
15年ぶりの韓国旅行
韓国へ旅行に行くのは15年ぶりでした。初めての韓国旅行は中学校1年生の時で、剣道の試合をするために渡航しました。所属していた剣道道場の姉妹道場が韓国にあり、そこと交流試合をしたりホームステイをしたのです。実はこの体験が人生初の海外渡航で、今のノマド生活が生まれた原点かもしれません。
最近は、今回のように一度行ったことがある国へもう一度旅行することにハマっていて、インドやメキシコ、パナマへも二度目の渡航をしました。ただし、韓国は一度行ったことがある国といっても15年も前の話なので、もう当時の記憶はほとんど残っていません。なので新鮮な気持ちで旅行の準備ができました。
海産物が集まるチャガルチ市場
釜山に到着してまず向かったのは、チャガルチ市場という海鮮市場です。港に面した大きな建物の中に、たくさんの魚屋さんとレストランが入っています。1階を見てみると魚や貝、海老などいろんな海産物が並んでいます。2階には干物などの加工品が並んでいて、レストランで食事もできます。
チャガルチ市場の外に出てみると、その周りも海産物を扱うお店だらけでした。日本でいう築地市場の場内市場と場外市場みたいな場所です。店頭で働いているのは主に女性で、魚をさばいたりお客さんに声をかけたり、忙しそうに働いています。活気あふれる下町の雰囲気でした。
どこか懐かしい国際市場
次にチャガルチ市場から歩いて、国際市場へ行ってみました。今回のトップ画像が国際市場の写真です。日用品や洋服のお店がたくさん並んでいて、上野のアメ横みたいな雰囲気です。そのせいでしょうか、初めて来たはずなのにどこか懐かしさを感じました。
釜山の国際市場は日本と雰囲気が似ていますが、それでも日本とは違う部分も感じました。その日本と韓国の街の違いが何かと考えてみると、色使いに表れていると思います。韓国で撮影した写真を見返してみると、日本よりも韓国の方がより原色っぽいというか、彩度が強い色が多いように感じました。写真を撮っているとそんな発見もできて楽しいですよ。
韓国のマチュピチュこと甘川洞文化村
次に向かったのは、韓国のマチュピチュこと甘川洞文化村です。ここも国際市場の近くにあり、タクシーやバスで行けます。とても人気の観光スポットですが、韓国のマチュピチュというキャッチコピーは謎ですね。私はペルーのマチュピチュにも行ったことがありますが、甘川洞文化村とマチュピチュには似ている要素はありません。強いていえば、甘川洞文化村のすり鉢状の地形は、ペルーの隣国ボリビアの首都ラパスに似ています。
甘川洞文化村はマチュピチュには似ていませんが、すべての建物がカラフルな色に塗られていて絶景が楽しめます。人工的に作られた観光地っぽさはありますが、その分撮影スポットやお土産物屋さん、カフェが多くて快適に楽しめました。特に若い女性が気に入りそうです。