宮崎大輔
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1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJICAの青年海外協力隊に参加。中米パナマ共和国で農業指導を2年間行う。2015年からフリーランスになり日本、東南アジア、南米、アフリカの案件に農業コンサルタントとして従事。またノマド生活をしながら、世界中でスナップ写真やポートレート写真を撮影中。ブログ
南アフリカのケープタウンへ
先日、東アフリカ地域での仕事のついでに、南アフリカまで行ってきました。東アフリカで立ち寄ったのはエチオピアとルワンダとケニア。そして、ケニアから南アフリカのヨハネスブルグへ飛び、そこで飛行機を乗り換えてケープタウンまで向かいました。ケープタウンに数日滞在した後はドバイを経由して、日本へ帰ってきました。アフリカへ行くのはナイロビに駐在していた2016年以来で、久しぶりのアフリカ滞在でした。
クレジットカードのスキミング被害に遭う
南アフリカで首都のヨハネスブルグに滞在せずにケープタウンまで移動したのは、ヨハネスブルグの治安が心配だったからです。ヨハネスブルグは世界で最も危険な街の一つとして有名だからです。しかし、南アフリカ第二の都市であるケープタウンもヨハネスブルグ並みに危険とされています。特にクレジットカードのスキミングの被害に遭う人が多いので、私はケープタウン空港に到着してすぐに、空港内のATMで現金を引き出すことにしました。そうすることで、市内ではクレジットカードを使わずに済むと思ったからです。
しかし結局、その空港のATMでスキミングの被害に遭ってしまいました。クレジットカード会社から「引き出し上限額を超える引き出し要求があったので、カードを仮停止にしました」と連絡が来たことでスキミングが発覚し、すぐにカードを停止してもらいました。おかげで金銭的な被害はありませんでしたが、ケープタウンのスキミング犯罪は予想以上の浸透ぶりでした。まさかケープタウンに到着して数分後にはスキミングされているとは、思いもしませんでした...
ケーブルカーでテーブル・マウンテンへ
クレジットカードは使えなくなりましたが、気を取り直してケープタウンを観光することに。まずはテーブル・マウンテンへ向かいます。テーブル・マウンテンはその名の通り、テーブルのような形の山のことで南アフリカ以外にも存在しています。以前私は、南米のベネズエラにあるテーブル・マウンテンへ登ったことがありました。そのときは麓の村から3日間歩き続けてようやく頂上に到着したんですが、ケープタウンではケーブルカーに乗って3分くらいでかんたんに着きました。
頂上に着くと、眺めの美しさに圧倒されました。遠くを見渡せばケープタウンの港町が見えますし、頂上にはゴツゴツした岩と独特の植生が広がっています。そして、その岩場をよく見てみるとケープハイラックスという、ウサギのような小動物が日向ぼっこをしていてとても可愛かったです。テーブル・マウンテンはケーブルカーを使えばかんたんに往復できるので、外国人観光客に人気のスポットです。
ワイナリーツアーに参加
翌日からは2日間かけて、ケープタウンのワイナリーツアーに参加しました。南アフリカはワインの産地として有名で、チリやアルゼンチン、ニュージーランドなどと共に「ワインの新世界」と呼ばれています。南アフリカ産ワインの中では、特に赤がピノタージュ、白はシュナン・ブランという品種が有名です。
ワイナリーツアーでは一日に4〜5軒のワイナリーを巡り、1軒につき5種類ほどのワインを試飲させてもらいました。なので、2日間でおよそ50種類のワインを飲むことができました。ツアーではワインとチーズやチョコレート、ソーセージとのペアリングも楽しむこともでき、大満足の内容でした。
世界のワイン産地を巡る旅
私はこれまでに日本、フランスのボルドーとブルゴーニュ、チリ、アルゼンチン、ニュージーランド、そして南アフリカを訪問して、ワイナリーまで足を伸ばしてきました。そのおかげでケープタウンのワイナリーを見ても、他の国との違いを感じられるようになりました。世界的に有名な産地はアメリカとオーストラリアが残っているので、これからその2カ国にも行ってみようと思います。