文：FINDERS編集部
NSDデザイナーの思考を展示とトークセッションで解剖
日建スペースデザイン（NSD）による、デザインが生まれる過程を紹介する「NSDのすっぴん展」が2月20日から3月3日まで東京・飯田橋のNIKKEN SPACE DESIGN TRIAL LAB.で開催される。
NSDはビルやオフィスなどを多く手掛け、「組織系」と呼ばれるタイプの国内最大規模の建築系デザインファームだ。今回のイベントでは、デザインや意匠を重視する「アトリエ系」と異なり、比較的「かたい」イメージを持たれる組織系の同社が手掛けてきた「やわらかい」一面が紹介される。
展示では、顧客の要望と期待をデザインに反映させ空間に落とし込む過程を、実際に使われた家具のサンプルや素材、スケッチ、模型などと共に紹介される。また期間中はNSDのデザイナーが常駐しているため、直接話を聞くこともできるだろう。
併せてトークセッション「第2回NSD Salon」も、ZOOMウェビナーでLIVE配信される。
「NSD Salon」はNSDが、インテリアデザイン業界を対象に様々な情報を発信、企画展示を行いながらデザイナーのプラットフォームを目指す取り組みだ。2回目の開催となる今回は、空間デザインの専門誌『商店建築』編集長の塩田健一氏をモデレーターに招き、デザイナーがどのようにデザインを生み出すのか、その思考の過程を明らかにしていく。
22日19時からは「Vol.1 デザイナーのブレスト会議、大公開！」と題して、塩田氏がNSDデザイナーが考えている本音を引き出し、さながら実際のブレストのようなトークが展開される。
27日19時からの「Vol.2 働くを豊かにするワークスペース 50の妄想」では、「働くということを、デザインで豊かにすることはできるだろうか？」という問いについて掘り下げる。条件に縛られず自由な発想＝“妄想”を行うデザイナーの脳内を、垣間見ることができる。
参加費はどちらも無料。トークセッションのみ事前登録が必要だ。
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『NSDのすっぴん展』
期間：2023年2月20日（月）〜3月3日（金）
会場：NIKKEN SPACE DESIGN TRIAL LAB.
料金：無料
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