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18回もの薬物注射を生き延び、死刑執行を免れた男。新型コロナウイルス感染で死亡
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  • 2021.06.08
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18回もの薬物注射を生き延び、死刑執行を免れた男。新型コロナウイルス感染で死亡

文:山田山太

昨年、死刑は世界中で483件施行され、ここ10年で最も少ない件数となった(死刑情報を国家機密とする中国は含まれていない)。

そんな中、とあるアメリカの死刑囚を『Daily Star』が報じ、大きな注目が寄せられている。

静脈が見つからず死刑中止

ロメル・ブルームは1984年に当時14歳だった少女を誘拐し、強姦、殺害した罪で有罪判決を受けた。ブルームは死刑を宣告され、その後24年もの間、オハイオ州の死刑囚監房で過ごすこととなった。

そして2009年9月15日、ブルームは薬物注射による死刑が執行されようとしていた。ところが、注射を試みるもブルームの静脈がなかなか見つからない。ブルームは指を曲げたり腕を動かしたりし、なんとか助かろうと試みていたのだ。

その後、ブルームをテーブルの上に正座させ、足にシャントを挿入し、何とか執行しようとしたが、あまりの苦痛にブルームは悲鳴を上げ、またしても中断。2時間後に死刑は中止に至った。ブルームの皮膚には18カ所も注射針の跡が残っていたという。

ブルームの死刑執行は、1週間後の9月22日までに延期された。その際、当局は死刑執行が憲法違反に当たる拷問にならないよう求めた。しかし、結局解決策が見つからず、ブルームの死刑は無期限延期となった。

次ページ:延期に次ぐ延期の死刑執行。新型コロナウイルスに感染か

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