ITEM | 2020/05/12

完全にSFの世界!ARで大画面スクリーンを召喚できる魔法のサングラス「MAD GAZE GLOW」

文:武者良太
もうテレビの画面を争う必要も無い
リビングのTVは家族にとられてしまったお父さんにピッタリのアイテムと...

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文:武者良太

もうテレビの画面を争う必要も無い

リビングのTVは家族にとられてしまったお父さんにピッタリのアイテムといえるだろう。一見するとサングラスのように見える「MAD Gaze GLOW」は、視界の3m先に90インチのHD映像~118インチのフルHD大画面を投影できるAR(拡張現実)/MR(複合現実)グラスなのだから。

VRグラスと違って視界を完全に遮るものではない。目に映る映像の先はシースルーで、自分の家の様子を透かして見られる。だから家族とのコミュニケーションを断絶することなく、YouTubeやNetFlix、Huluなどの映像コンテンツを1人で自由に楽しめるもの。

しかも軽くて小さい。重さはたったの98g。バッテリーの駆動時間も5時間と長く、モバイルバッテリーによる充電も手軽に行える。大きくて重くてバッテリー駆動時間が短いVR(仮想現実)グラスと比較するまでもなく、ポケットに入るパーソナルシネマディスプレイとして実に魅力的な存在だ。

またMAD Gaze GLOWにはカメラが内蔵されており、自分の手の位置・形を認識してジェスチャーによる操作も可能。音声認識やタッチコントロール機能、スピーカーも搭載しており、ゲームやクリエイティブアプリも楽しめる。Bluetoothキーボードやマウスと接続すれば、文書作成などのオフィスワークもこなせてしまう。

メガネを使っているユーザーも手厚くサポートする。矯正レンズ用フレーム、矯正レンズ用作成用テンプレートが同梱されており、街中のメガネショップで自分の視度に合わせたレンズを作り、組み込める。

これだけの機能を備えていながら、クラウドファンディングでの価格はHD版のMAD Gaze GLOWが4万9702円~、フルHD版のMAD Gaze GLOW PLUSが5万8488円~だ。高いと思う方もいるかもしれないが、同様の機能を持つマイクロソフトのHoloLens 2は1台3500ドル(約40万円)。最先端の表示デバイスが5万円以下で買えるというのは、驚くべきことだ。

子どもたちが大型テレビでSwitchゲームを遊んだり、パートナーがドラマやバラエティを楽しむなか、自分は横にいながらフォローしているクリエイターの動画を見られるし、仕事もできる。家族を大事にしながら自分の時間も持ちたい人にとって、夢のデバイスといっても過言ではないだろう。


MAD Gaze GLOW(CAMPFIRE)