文:武者良太
企業の利用料金は業界初のサブスクリプション制
TV時代の短尺動画といえばテレビCM。15秒ないしは30秒のなかに、テーマの説明からストーリーまで持ち込まれているものが未だ主流だ。
ところが現代における短尺動画はもっと短くなり、6秒で1本というのが1つの基準となっている。Twitterに買収されたVineがGIFアニメのような6秒ループ動画を流行らせたが、現在のYouTube上の広告動画を見ても6秒で終わらせるものが増えてきた。
情報量が増え続けた現在。特に動画はパッと見たときの印象で視聴を続けるかどうかが決まる、とも言われている。
だからこそ、6秒をしっかりと作り込むことで、十分な印象や情報を与えることが出来るのかもしれない。
その6秒動画のポテンシャルをフル活用しようとしているのが、アルバイト求人情報アプリ「グーバイト」だ。飲食店、小売店、サービス業向けのアルバイト求人情報掲載アプリで、使えるビジュアルは写真1枚ないしは6秒動画に限られている。
店舗経営者としては、もっと多くの情報を盛り込みたいと考えるかもしれない。しかしずらずらと羅列しただけの文字を隅から隅まで読む人は限られる。そこで、6秒動画で店内や一緒に働くスタッフの様子を見せていくという手法となるのだろう。
利用料金は、求人情報掲載を願う企業のみ必要。料金は月額5800円のサブスクリプション式となっているのも面白い(2020年2月末まではサービス開始記念で月額0円)。
アルバイトを探す側の視点となってみると、現在地や学校、家などの登録地点の周囲から求人情報が表示されるというのが頼もしい。アプリに登録した内容がそのまま履歴書となってアルバイトを探している企業側に伝わるし、働ける日、曜日をアプリで登録できるのもカンタンでいい。