ホテルスタッフが案内する“街ナカ体験”ガイドブックにない食との出会い
星野リゾートが展開する「OMO(おも) by 星野リゾート」が、全国各地で開催しているスーパーマーケットや市場を巡るガイドツアーが、年間利用者1万人を突破した。近年、地域の食文化や日常の暮らしに触れる旅が注目される中、OMOが提供する“ローカル体験”が高い評価を得ている。
ツアーを案内するのは、街を知り尽くしたホテルスタッフ「OMOレンジャー」。単に店舗を訪れるだけでなく、地域の人々との交流や食材の背景解説を通して、その土地の暮らしを立体的に感じられるのが特徴だ。棚に並ぶローカル食材や調味料、加工品はまさに文化の縮図であり、旅先での新たな発見を誘う。
OMOのガイドツアーは、ブランド誕生時から展開する街歩きサービス「Go-KINJO」の一環として2018年にスタート。なかでも食文化にフォーカスしたプログラムは人気が高く、2019年の「スーパーマーケットレンジャー」(OMO7旭川)を皮切りに全国へ広がった。現在は高知の「酢がきいちゅう、日本一の日曜市ツアー」や沖縄の「市場まーさんぽ」など、各地の特色を活かした企画が揃う。
例えばOMO7高知のスーパー巡りでは、日本一熱いラーメンとされる鍋焼きラーメンや、芋けんぴの元祖といわれる商品などが登場。OMO5小樽では市場で仕入れた旬魚をその場で丼にする“お節介丼”が楽しめる。いずれも地域住民との会話や地元ならではの食材発見が魅力で、参加者からは「個人では得られない情報や交流が楽しい」「その街がもっと好きになった」といった声が寄せられている。
OMOは今後も、スーパーや市場といった生活の場を通じて、旅先の魅力を再発見する体験を提案していく考えだ。観光地の定番を巡る旅から一歩踏み込み、その土地のリアルな日常に触れることが、旅の思い出をより深くする。
ぜひ各地を訪れた際は、参加してみてはいかがだろうか。

高知県民に親しまれているスーパーマーケットを舞台に、OMOレンジャーが店内を巡りながら高知独自の食材や調味料、加工品を紹介。日本一熱いラーメンといわれる「鍋焼きラーメン」や、芋けんぴの名前の由来になった「元祖ケンピ」などユニークな商品が揃っている。

バリエーションが豊富なラーメンやジンギスカン・塩ホルモンなどその地域ならではの食材が並び、空港や駅では買えないご当地グルメに出合える。

関西の「だし文化」について学ぶガイドツアー。 大阪の出汁って?素材は何?など、出汁にまつわる色々な話をしながら、大阪のディープな市場を巡る。

高知の観光名所を代表する街路市。その中でも300年の歴史があり、距離も店舗数も「日本一の城下市」と呼ばれる日曜市を周るツアー。土佐の名産「酢みかん」を題材に、ご近所さんが柑橘の種類の違いやその地域ならではのアレンジ方法を伝授する。

「まーさん」とは沖縄の言葉で「美味しい」という意味。沖縄の台所と称される「那覇市第一牧志公設市場」や周辺店舗を巡りながら、沖縄の食文化を紹介する。

市場の人がオススメする旬の海鮮を、お節介にたくさん使用した海鮮丼が味わえる。 小樽だからこそ生で食べられるニシンやホッケ、柳の舞や八角など希少価値の高い魚も味わえるかも。お節介な市場の方との魚トークを楽しみつつ、その日だけの特別な海鮮丼を堪能できる。

約70年の歴史を持ちいつも地元民で賑わう、「はこだて自由市場」を案内。魚種ごとの専門店が数多く立ち並び、鮮度の良さから料理人が仕入れに来る「プロ御用達の市場」としても知られており、函館のお土産探しに最適。
OMO公式サイト
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/
