EVENT | 2026/09/13

亀岡市長が縛られた。
AIが仕掛ける1時間の"誘拐事件"捜査劇

「全国都市緑化フェア」開幕に合わせ、京都・亀岡でAI謎解き「市長誘拐事件」が無料開催

FINDERS編集部

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現職市長が"人質"に、行政広報の常識を覆す体当たり企画

体験型謎解きゲームというジャンルは近年各地の観光振興で使われてきたが、その主役に現職の市長本人を据え、しかも「拘束された」状態でメインビジュアルに起用するという踏み込みは異例である。京都府亀岡市は、2026年9月18日(金)に開幕する「第43回全国都市緑化フェアin京都丹波」に合わせ、体験型謎解きゲーム『亀岡市桂川市長誘拐事件』を同日からスタートさせる。

参加者は「1時間だけの警察官」となり、桂川孝裕市長が何者かに拘束されたという設定の事件を、JR亀岡駅周辺から緑化フェア会場周辺にかけて捜査していく。参加費は無料で、運用期間は11月8日(日)までである。

行政のお堅いイメージを自ら崩しにいくようなビジュアルは、単なる話題作りにとどまらない。緑化フェアという大規模イベントの開幕にあわせて人の流れを駅周辺の街なかへ波及させ、来訪者に亀岡という街を歩いて発見してもらうための仕掛けとして設計されている点に、この企画の狙いがある。

京都府亀岡市空撮

AI特許20件を持つ窪田望氏と再タッグ、逆探知システムが物語を動かす

制作を手がけるのは、窪田望氏(株式会社Creator's NEXT代表)である。国内外で20件以上のAI関連特許を持ち、山形県西川町など各地でAIを活用した謎解きゲームを手掛けてきた人物で、デジタル田園都市国家構想応援団から地域DXプロデューサーの最高ランクに認定されている。亀岡市とは、2024年にサンガスタジアムby KYOCERAで脳波を活用したアート体験「KAMEOKA BRAIN ART」を実施して以来、2度目のタッグとなる。

今回は、現地で配布される「謎解きシート」とLINE、スマートフォンを連動させ、実際の電話回線を用いた「逆探知システム」や、「AIの暴走」によって引き起こされる衝撃展開など、次世代のデジタル演出が盛り込まれている。プレイヤーの選択や行動によってストーリーが分岐していく点も特徴で、紙のクイズラリーとは異なる没入感を狙った設計になっている。

窪田望氏

捜査の舞台となるのは、JR亀岡駅周辺から緑化フェアの主会場「京都・亀岡保津川公園」に至るエリアである。参加者は捜査の過程で、駅前南口にあるヤノベケンジ氏の彫刻作品や明智光秀公像、北口の新作彫刻など、市内に点在するアートや歴史資源を巡ることになる。

「かめおか霧の芸術祭」などで培われてきたアート文化や、丹波霧で知られる豊かな自然環境に自然と触れられるコース設計であり、緑化フェアの来訪者を駅周辺だけでなく市街地全体へ回遊させる狙いがうかがえる。

観光地を点で消費するのではなく、謎解きという物語を通じて街を面で歩かせる仕掛けは、地方創生の新しい手法として参考になる。緑化フェアを訪れる人はもちろん、地元の魅力を改めて知りたい人にとっても、捜査官として1時間の街歩きに挑んでみる価値があるだろう。


Live Interactive Mystery Game『亀岡市桂川市長誘拐事件』
期間:2026年9月18日(金)〜11月8日(日)

参加費:無料

制限時間/所要時間:60分/約1時間
受付場所:JR亀岡駅北口案内所テント(緑化フェア期間中)

企画・制作:亀岡市×窪田望(株式会社Creator's NEXT代表)


公式サイト
https://www.city.kameoka.kyoto.jp/soshiki/12/92448.html