LIFE STYLE | 2026/07/21

引退した電車でととのう
富士急・下吉田駅に日本初のサウナ電車 「サ電」 が誕生

現役列車の音と振動、富士山を望む外気浴を味わう鉄道×サウナの新体験

FINDERS編集部

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1000系車両の記憶を残し、ホーム風休憩室や運転席の仕掛けも

富士急行は2026年12月、山梨県富士吉田市の富士急行線・下吉田駅に、引退した鉄道車両を活用した日帰りサウナ施設 「サ電(SADEN)」 を開業する。

富士急グループが展開する 「富士急サウナリゾート」 の新たな施設で、運営はアウトドアリゾート事業を手がける株式会社ピカが担当する。営業運行を終えた電車車両をサウナ施設として活用する試みは、日本初だという。※富士急行調べ

サウナ室に生まれ変わるのは、2024年12月に引退した富士急行線の 「1000系1001号編成」 だ。車両を全面的に改装し、下吉田駅の線路上に常設する。

1000系1001号編成とは
京王電鉄株式会社から譲受し、1994年より富士急行線で運行を開始した車両。以来、長年にわたり主力車両として活躍し、2012年には京王電鉄で運行していた当時の塗装色に復元された。2024年12月15日(日)に、惜しまれながら定期運用を終了。

駅構内というロケーションを生かし、近くを走る現役列車の音や振動を感じながらととのえるのが最大の特徴である。静かな自然の中で過ごす一般的なサウナとはひと味違う、鉄道とサウナが交差する没入体験を楽しめそうだ。

施設内には、駅のホームをイメージした屋内のととのいスペースや、富士山を望む外気浴スペースを設置する。サウナ室内では運転席を活用した仕掛けも計画されており、車両が現役だった頃の面影を随所に残した空間となる。

1000系1001号編成は、京王電鉄から譲り受け、1994年から富士急行線で運行してきた車両である。2012年には京王電鉄時代の塗装色に復元され、鉄道ファンにも長く親しまれてきた。2024年12月15日に定期運用を終えた後も、その姿と記憶が新たな形で受け継がれることになる。

本プロジェクトは、富士急行の創立100周年事業の一環として実施されるものだ。役目を終えた車両を廃棄するのではなく、富士山麓ならではの観光施設へと再生することで、環境への配慮と地域活性化の両立を目指す。

施設づくりには、日本最大級のサウナ検索サービス 「サウナイキタイ」 もプロデュース協力として参加する。サウナとしての満足度を追求しながら、車両の歴史や駅の空気まで楽しめる、鉄道ファンにもサウナファンにも見逃せない施設となりそうだ。


サ電 (SADEN)
http://saden.jp/