CULTURE | 2025/02/22

サンドイッチとお酒のペリング
料理家・坂田阿希子が提案する新しい食事の楽しみ方

「サンドイッチ・バー」 (坂田阿希子/著) が刊行

FINDERS編集部

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「サンドイッチ・バー」 で紹介される、大人の夜に楽しむサンドイッチの世界

サンドイッチといえば、朝食やランチの定番メニューというイメージが強い。しかし、料理家の坂田阿希子は、サンドイッチを夜のお酒のお供として楽しむという新しい提案を行っている。この度東京書籍から発売された 「サンドイッチ・バー」 は、そんな坂田の想いが詰まった一冊だ。

サンドイッチに込める"丹精"と"緊張感"

坂田は、サンドイッチ作りを単なる日常の作業ではなく、緊張感を持って取り組むべき料理だと考えている。「食感や味の構造、アクセントになる風味や香り、そして切り分けたときの凛とした佇まい」 など、サンドイッチの細部にまでこだわりを持っている。

コンビーフサンドイッチ/コンビーフキャベツサンドイッチ

お酒とサンドイッチ、意外な組み合わせの魅力

坂田は、サンドイッチとお酒のペアリングについても独自の見解を持っている。例えば、魚介類を使ったサンドイッチには辛口の白ワイン、フライにしたものにはウイスキーやギネスビールを合わせるなど、食材とお酒の相性を考慮した組み合わせを提案している。「その日に飲みたいお酒を選んで、それに合わせてサンドイッチを考える」という坂田のアプリローチは、サンドイッチを楽しむ新しい視点を提供してくれる。

坂田阿希子は、フランス料理店やフランス菓子店での経験を経て、料理研究家として独立。テレビやラジオ、書籍、雑誌など多方面で活躍している。2019年には東京・代官山に 「洋食 KUCHIBUE」 をオープンし、オーナーシェフとしても腕を振るっている。「おいしさ」 に対して手を抜かない姿勢は、多くのファンを魅了している。本書では、ビーフステーキサンドイッチ、コンビーフサンドイッチ、パテ・ド・カンパーニュのサンドイッチ、かにグラタントーストなど、一般的なサンドイッチの枠を超えた多彩なメニューが掲載されている。これらのサンドイッチは、単なる軽食ではなく、一品の料理として楽しむことができる贅沢なメニューだ。

本書を手にサンドイッチを通じて、新しい食事とお酒のスタイルを楽しんでみてはいかがだろう。

パテ・ド・カンパーニュのサンドイッチ

「サンドイッチ・バー」
著者:坂田阿希子発売日:2025年2月17日
出版:東京書籍株式会社
定価:2,200円 (本体2,000円+税10%)
仕様:B5変型・128頁

公式サイト
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81816/

坂田阿希子Instagram
https://www.instagram.com/kuchibue.daikanyama/