没後に寄贈された原画約100点とコレクションが公開
イラストレーターの安西水丸が小説家の村上春樹との仕事で制作した作品が展示される「安西水丸展 村上春樹との仕事から」が2024年4月9日まで東京・早稲田大学国際文学館で開催されている。
これまで安西は、『象工場のハッピーエンド』、『村上朝日堂』シリーズ、『ふわふわ』など、30年にわたって村上春樹作品の装丁や挿絵などを手がけ、名コンビとして愛されている。そんな村上作品で制作された安西のイラストの原画700点余りが、遺族によって早稲田大学国際文学館に寄贈された。
本展は、寄贈後初となる展示として、安西のイラストレーション作品の原画100点が展示される。さらに同氏の幼少期に描かれた作品や、スノードーム、ブルーウィローの食器、民芸品といった創作の源とも言えるコレクションも多数紹介される。
会場では『象工場のハッピーエンド』、『村上朝日堂』、『ランゲルハンス島の午後』、『日出る国の工場』、『夜のくもざる』、『ふわふわ』、『村上かるた』など、展示作品と関連する書籍を手にとって読むことができるコーナーが設けられるほか、グッズの販売も行われる。

『安西水丸展 村上春樹との仕事から』
期間: 2023年11月17日〜2024年4月9日
会場:早稲田大学国際文学館
料金:無料