閉館ホテル跡地と温泉街を歩く、二会場周遊のフェス
2021年に閉館した名門ホテルの跡地で、夕暮れの湖を眺めながら極上のギターサウンドに浸る——そんな一夜限りの体験が、浜松市の舘山寺(かんざんじ)温泉で実現する。2026年9月12日(土)・13日(日)の2日間、MUSICBAR HAMAMATSUが主催する野外フェス「萬楽日和(ばんらくびより)」が、浜名湖畔の「ホテル九重跡地」と「舘山寺」を舞台に開催される。
メイン会場のホテル九重跡地は、浜名湖の水面や遠州の風、大草山の緑を望む立地にありながら、2021年の閉館以来使われていなかった場所だ。そこに音楽と食を持ち込むことで、老舗温泉街の記憶を新しい体験として蘇らせる試みである。サブ会場となる舘山寺(9月12日のみ)とは、湖の景観やうなぎなどのグルメ、温泉を楽しめる舘山寺門前通りでつながっており、来場者は通りを歩きながら二つの会場を回遊できる。
会場を歩いて巡るだけであれば入場は無料で、サンセットライブや朝食会、SUP体験などの有料コンテンツのみ事前予約制となる。荒天時はメイン会場が「サンロイヤルホテル浜名湖」に変更される。
エリック・クラプトンも一目置くギタリストが奏でるサンセットライブ
9月12日の見どころは、浜名湖に夕陽が沈む時間帯に開かれるサンセットコンサートだ。出演するToshiki Soejima & Nahokimamaは、エリック・クラプトンから「日本のお気に入りのギタリスト」として紹介され、2026年の「MUSIC AWARDS JAPAN」では最優秀インストゥルメンタル楽曲賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ているデュオである。
ライブにはGai Seki(duo set)、ykとpocoも出演し、ソウルやジャズ、アンビエントの音が響き渡る一夜を作り上げる。開場は14時、開演は15時30分で、料金は3,500円(税込)、中学生以下は無料だ。湖を渡る風とともに沈む夕陽を眺めながら、非日常の音に身をゆだねる時間になりそうだ。
翌9月13日の朝には、ドイツのミシュランガイド三つ星店をはじめ国内外の名店で研鑽を積んだ料理人・Chef HIROによる限定朝食会が開かれる。柑橘の香る自家製ハムのオープンサンドをメインに、スープとデザートが付くスペシャルな朝食を湖畔で味わえる企画で、7時30分と8時30分の各回80名限定、事前予約制、料金は1人3,500円(税込)だ。
同じ朝には、SUPの世界チャンピオン・山本隼人がコーディネートする早朝SUP体験も用意されている。6時30分と8時の各回8人限定、料金は6,000円(税込)で、穏やかな浜名湖の水面をボードの上から楽しめる。
両日を通じては、地元グルメやビール、雑貨、ワークショップが並ぶ「萬楽マルシェ」と、サブ会場の「ENISHI“縁”マルシェ」も入場無料で開かれ、9月12日にはDJ・ライブステージも予定されている。舘山寺温泉観光協会の森下忠康会長は、閉館したホテル跡地を舞台にした今回の試みについて、温泉地の活性化につながることへの期待を寄せている。
夕暮れの音楽と朝の美食、そして門前町の散策までを一度に味わえる「萬楽日和」は、老舗温泉街の記憶を新しい形で体験できる二日間である。浜名湖の景色とともに非日常のひとときを過ごしたい人は、9月12日・13日の週末を候補に入れてみてはいかがだろう。
萬楽日和(ばんらくびより)
開催日:2026年9月12日(土)・13日(日)
会場:メイン会場: ホテル九重跡地(静岡県浜松市中央区舘山寺町2178)/サブ会場(9/12のみ): 舘山寺(静岡県浜松市中央区舘山寺町2231)
雨天時会場:サンロイヤルホテル浜名湖
入場料(街回遊・マルシェエリア):無料
料金(サンセットライブ・9/12):3,500円(税込)、中学生以下無料
料金(Chef HIRO朝食会・9/13):1人3,500円(税込)、事前予約制・各回80名限定
料金(早朝SUP体験・9/13):6,000円(税込)、事前予約制・各回8名限定
主催:MUSICBAR HAMAMATSU
有料コンテンツ予約サイト
https://peatix.com/event/5150153
公式サイト
https://www.banrakubiyori.com