LIFE STYLE | 2026/09/14

一杯のジンに、雪解け水と山の記憶。
野沢温泉、一夜限りのシェフ×スピリッツの宴

「野沢温泉ガストロノミカ2026」の特別企画、蒸留所中庭で3人のシェフと味わう一夜

FINDERS編集部

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3人のシェフと蒸留所が中庭で紡ぐ、一夜だけの食と酒の物語

長野県野沢温泉村で2026年9月20日(日)に開催される「野沢温泉ガストロノミカ2026」に合わせ、Nozawa Onsen Distillery株式会社が運営する野沢温泉蒸留所が、一夜限りの特別企画「Nozawa Spirit Session(ノザワ・スピリット・セッション)」を開催する。料理と酒を味わうだけでなく、その奥にある自然や風土、造り手の思いまで感じ取れる、五感で楽しむ一夜になりそうだ。

会場となるのは野沢温泉蒸留所の中庭である。当日は野沢温泉村で活躍する片桐健策氏、平原孝将氏、そしてレストラン「81」のオーナーシェフ・永島健志氏という3人の料理人が、地元食材を生かした料理を提供する。それぞれの料理には蒸留所が手がけるクラフトジンやビールが組み合わされ、食と酒のペアリングを通じて野沢温泉の魅力を表現する構成だ。

開催時間は18時から21時(17時30分受付開始)で、秋の始まりを感じる開放的な空間の中、BBQスタイルの料理と酒を囲みながら過ごせる。当日はシェフ同士によるクロストークも予定されており、料理が生まれた背景や食材に込められた生産者・料理人の思いなど、ふだんの食事では聞くことのできないストーリーに触れられる点も見どころだ。

雪深い土地が育んだ食文化を、"ガストロノミー"として味わう

今回のイベント名にも冠される「ガストロノミー」とは、料理のおいしさだけでなく、その土地の自然環境や歴史、文化、農業、生産者、調理技術、そして食卓を囲む人々の営みまでを含めて食を捉える考え方である。

野沢温泉には、野沢菜や山菜、きのこ、発酵食、保存食など、豪雪地ならではの知恵から生まれた食文化が根づいている。山の水や植物、温泉、農業、祭り、人々の暮らしが密接に結びつき、独自の食の風景を形づくってきた土地だ。野沢温泉蒸留所もまた、地域の植物や水、文化から着想を得て酒造りを行っている。

今回の企画は、料理人と蒸留所がそれぞれの技術と感性を持ち寄り、野沢温泉の新しい魅力を一つの食体験として届ける試みといえる。グラスに広がる植物の香りや地域の食材を生かした料理、造り手たちの言葉を通じて、土地が育んできた"スピリット"に触れられる機会になりそうだ。

会場となる野沢温泉蒸留所は、2022年12月15日に野沢温泉村の中心部に誕生した施設である。かつて村の食文化を支えた缶詰工場をリノベーションした建物を拠点とし、村の清らかな水と豊かなボタニカルを香りとして封じ込め、世界へ届ける蒸留所へと生まれ変わった。村のシンボルである「大湯」から徒歩数分という立地を生かし、蒸留設備を間近に感じられるテイスティングバーやギフトショップも併設している。

同蒸留所のクラフトジンは、これまで世界的な酒類コンペティションで20以上の賞を受賞してきた実績を持つ。2023年には「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC 2023)」で、出品したジン4種すべてが金賞を受賞している。ジン造りで培った蒸留技術や野沢温泉の水・植物への知見は、2026年に完成した蒸留所初のシングルモルトウイスキーづくりにも生かされているという。

土地の記憶を宿した一杯と、地元の料理人が手がける一皿を通して野沢温泉を味わいたい人にとって、この一夜は特別な体験になるはずだ。定員は100名程度とされており、参加を検討する場合は早めに公式Instagramで詳細を確認しておきたい。


Nozawa Spirit Session(ノザワ・スピリット・セッション)
内容:野沢温泉にゆかりのある料理人による料理と、野沢温泉蒸留所のクラフトジンなどのドリンクを提供

開催日時:2026年9月20日(日) 18:00〜21:00(17:30受付開始)

会場:野沢温泉蒸留所

所在地:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9391

参加費:7,000円(税込)

定員:100名程度

主催:Nozawa Onsen Distillery株式会社


公式サイト
https://www.instagram.com/nozawaonsengastronomika/