CULTURE | 2023/10/05

大規模イベントスペースやイノベーション誘発施設も展開。三菱地所らの大規模再開発「グラングリーン大阪」で24年9月の先行開業施設を発表

24年9月に一部先行開業予定の「うめきた公園」に設置される大屋根イベントスペース
文:FINDERS編集部
各地にさ...

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24年9月に一部先行開業予定の「うめきた公園」に設置される大屋根イベントスペース

文:FINDERS編集部

各地にさまざまな施設を配置してイノベーション誘発を目指す「JAM BASE」

北街区賃貸棟

三菱地所を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社は、JR大阪駅前で開発を進めるうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」において、中核機能施設の名称を「JAM BASE」に決定したと発表した。JAM BASEは2024年9月の先行まちびらき時に開業を予定している。

南街区賃貸棟は2025年春ごろ、うめきた公園後行工区(ノースパークの一部)は2027年春ごろに開業予定としている。JAM BASEは後述の通り、画像右下の北街区賃貸棟を中心としてエリア各地に施設を配置する

JAM BASEの施設配置。画像内の赤色の施設をJAM BASEと総称している

JAM BASEは「多様な人々が集い交わることで、アイデアやイノベーションが生まれることを目指す、本プロジェクトの中核を担う施設の総称」としており、北街区賃貸棟1~9階を中心として、エリア全体にさまざまな施設を配置する。

広大なうめきた公園との一体開発という利点を活かし、学生や起業家、中小企業からグローバルカンパニー、大学・研究機関、ベンチャーキャピタル、うめきた周辺のローカルコミュニティといったさまざまなプレイヤーが集い、偶発的な出会いや刺激を得られる仕掛け(バーカウンター、キッチンスペース、大階段、アート、ギャラリーなど)を随所に配置し、施設そのものがイノベーションを生み出す装置とすることを目指す。

多様な使い方ができる共用スペース(北街区賃貸棟3〜9階)

4層吹き抜けの会員制交流スペース「Syn-SALON」(同4階)

大屋根イベントスペース、芝生広場などを有する「うめきた公園」のイベント誘致も開始

また、24年9月の先行まちびらき地域には「うめきた公園(サウスパークの全面・ノースパークの一部)」も含まれている。

うめきた公園は、JR大阪駅前に誕生する約4.5haの公園で、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模を誇る。

今後、公園内サウスパークの大屋根イベントスペースや、芝生広場を中心に展開する、四季折々の非日常体験を味わえる、シーズナルなイベントコンテンツの企画・誘致を本格的に開始する。

併せてプロジェクトのサステナブル/SDGsや共創などの価値観を踏まえ、まちの魅力と企業価値を共に成長させる制度「MIDORIパートナー制度(協賛制度)」を創設し、参画企業を募集していく。現在はロート製薬、サントリービバレッジソリューション、西尾レントオールの3社の参画が発表されている。

イベント誘致において重要視する12の要素

なお、今年10月から12月にかけて、以下の開業前イベントの開催が決定している。詳細に関しては下記URLを参照してほしい。

2023年10月14日(土)「スタートアップ関西 Supported by GRAND GREEN OSAKA」
→関西の学生起業家を集めたコミュニティイベント
URL:https://theseed.vc/news/startup-kansai-2023

2023年10月23日(月)~31日(火)「MIRRORGE OSAKA TRIAL 2023」
→グラングリーン大阪を舞台としたXRアトラクションのトライアルイベント
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000007657.html

2023年11月1日(水)~3日(金)「NEXT INNOVATION MUSEUM(仮称)OPENING PRE-EVENT 真鍋大度 Audiovisual Performance」
→音と映像を駆使した先進的なパフォーマンスイベント

2023年12月19日(火)、20日(水)「イノベーションストリーム KANSAI 7.0」
→官民一体のイノベーション支援組織・一般社団法人うめきた未来イノベーション機構(以下、U-FINO)が主催する7回目となる都市型カンファレンスイベント
URL:https://u-fino.com/pdf/230725release.pdf