文：FINDERS編集部
世界各地の樹木が奏でる「音」を山口の寺で堪能
坂本龍一と山口情報芸術センター［YCAM］が共同制作したサウンドインスタレーション『Yamaguchi Seasonal 2023／坂本龍一＋YCAM Forest Symphony』が8月11日から11月5日まで山口県・常栄寺で開催される。
本イベントはこれまでYCAMが制作、展示した作品を山口市の中心市街地や史跡で公開する展示シリーズ「Yamaguchi Seasonal 2023」の一環として行われる。
Forest Symphony (2023 / Teaser)
展示される「Forest Symphony」は樹木の発する微弱な生体電位（動植物の体内の情報伝達時に生じる電気信号）を用いた楽曲制作を行う、坂本龍一による構想を、YCAMが共同で作品として形にしたものだ。YCAMは各国のアートセンターや研究機関への呼びかけを行い、世界各地の樹木の生体電位及び、生体電位に影響を及ぼす温度や湿度、照度、気圧データをセンサーによって取得。一連のデータを元にしたサウンドが奏でられる作品が実現した。
また、アーティストの高谷史郎がビジュアルディレクションを担当し、生体電位の変化や、センサーデバイスの周辺環境情報が視覚的に表現される。
『Yamaguchi Seasonal 2023／坂本龍一＋YCAM Forest Symphony』
期間：2023年8月11日（金）～11月5日（日）
会場：常栄寺
料金：入場無料※ただし、常栄寺雪舟庭入場料は別途必要