息子を笑顔にするために父が思いついたアイディア
エイデン君が苦しんでいる状況で、直接触れ合うことができないならと、チャックさんは別の形で息子に寄り添う方法を思いついた。エイデン君の治療中、病室の窓から一番近い駐車場の場所を探してスタンバイ。スピーカーで明るい音楽をかけ、息子を励ますためにノリノリで踊り始めたのだ。エイデン君は病室の窓からチャックさんのダンスを笑顔でみつめ、一緒に踊り出してしまう。
「エイデンに、ひとりじゃないということを伝え、励ましたかったんです。いつも一緒にいるよ、と」とチャックさんは『KTVT』の取材に語っている。
このチャックさんの動画は、同メディカルセンターのFacebookに先月23日投稿されると大きな話題になり、10万件以上の「いいね」が集まった。「なんて素晴らしいお父さん!」「エイデン君への愛情が伝わってくる。そして早く良くなりますように」と、多くの温かいコメントが寄せられている。「2人の絆は信じられないくらい強いものです。お互いが鏡に映ってダンスをしているみたい。瓜二つなんです」と語るロリさん。
エイデン君は今後2年以上治療が続くといわれている。新型コロナウイルスの収束の見通しが立つまで、2人は直接会うことができないかもしれない。しかし、子を想う父親の愛はもっともっと深くなっていくだろう。2人一緒にダンスを踊れる日が、今から待ち遠しい。