LIFE STYLE | 2020/10/09

バーガーキング、ライバルの「あのひと」と熱いキスを交わす広告を展開!挑戦的な企業姿勢が話題沸騰

文:山田山太
マクドナルドの広告が燃え上がるARアプリや、ワッパーの後ろにマクドナルドのビッグマックを隠すCM、閉店す...

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LGBTQへの取り組み指数100%のバーガーキング

また、バーガーキングの持株会社であるレストラン・ブランズ・インターナショナルのグローバルマーケティング最高責任者を務めるフェル・マチャド氏もこの広告を称賛。「多様性と一体感は弊社全体の価値の一つです。多様な声や視点を持つことでより強い会社になっていくのです」「そのために、弊社は米国の人権活動団体『ヒューマン・ライツ・キャンペーン』と協力して、LGBTQに関する方針や活動を評価する企業平等指数(CEI)を引き上げる取り組みを行っています。現在、バーガーキングのCEIが100%であることを誇りに思います」と『Adweek』の取材に対して語っている。

さらにマチャド氏は「私たちのブランドはいつも大胆で、尖っていて、楽しいものです。だから、この “不可能なキス” を見せることは、愛がすべてに打ち勝つことを証明する方法なのです。そして、私たちは“他の人たち”(LGBTQ当事者ではない人たち)が、この広告を競争的な声明ではなく、実際には愛の祝福であることを理解してくれることを望んでいます」と付け加えた。

日本ではここ数日、足立区議が性的マイノリティについて無知・無理解であることを伺わせる暴言を吐くなど、社会における根深い差別意識がまだまだ存在すると感じさせられる。バーガーキングのような影響力のある企業が取り組みを加速させてゆき、すべての人々を包括する社会の成立へと近づいていくためにも、FINDERSではこういった発信を続けていきたい。


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