自力でご主人の元へたどり着けた理由とは
ガーフィールドは普段飼い猫として自宅にいたため、外出の経験はほとんどなく、どのように目的地を知ったのかは不明だ。しかし、獣医学の専門家によると一般的に猫は強い本能を持っており、感覚を頼りに、慣れ親しんだ香りや音などを追跡することができるという。ガーフィールドはこの能力を使い、60キロ以上離れた距離から最終的にニールさんたちの居場所を突き止められたのかもしれない。まるで「ご主人様のもとへ帰りたい」という願いを叶えるがごとく、ニールさんの家にたどり着いたガーフィールド。その忠誠心に感銘を受けたというニールさんは、「私たちはもはや、ガーフィールドなしではいられません。ガーフィールドはわが家が永遠の住み家であることを示したので」と述べた。
「ペットフード協会」によれば、近年飼い猫の数も増えているという。同協会の2019年の調査によると、傾向としては犬の飼育頭数は減少傾向であるにもかかわらず、猫は緩やかに増加傾向に転じているという。新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす日が多くなる分、猫を飼う人もさらに増加しそうだ。今後ガーフィールドのように主人の行方を探そうと長旅にでる猫も多く現れるかもしれない。