文:アストリア・エディット
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、航空会社各社は機内の空気の循環や消毒など、さまざまな対策を講じている。
しかし、そんな取り組みを拒否する厄介な乗客も少なからずいるようだ。
病気と主張しマスクを拒否
7月19日、米国オハイオ発ノースカロライナ行きのアメリカン航空に乗り込んだジョーダン・スレイドさんは、機内でトラブルを目撃する。アメリカン航空では、新型コロナウイルス感染対策として、2歳未満の子どもを除くすべての乗客に対しマスクの着用を義務付けている。にも関わらず、乗客の女性は自らが病気であると主張し、マスクの着用を拒否したのだ。この女性と客室乗務員は、長時間議論することになり、機内は騒然となった。
説得された女性は3つのカバンを抱えて、降りようとすると、乗客からは拍手と歓声が湧き上がった。女性は「好きなだけ拍手してればいいわ」と捨て台詞を吐き、飛行機を去った。
スレイドさんは『Daily Mail』の取材に「彼女はゲートでも口論をしていました。最初に搭乗することを要求し、騒ぎを起こしていました」と答えた。また「搭乗後も電話を掛け、客室乗務員から辞めるよう注意された時も、口論していました」と続けた。
彼女が降りた後、あまりにも長時間議論していたため、飛行機は一旦給油に戻らなければならなかった。乗客の中には乗り継ぎを逃すかもしれないと、客室乗務員と対立する一悶着もあったとのこと。