ファッションや美容の広告モデル1万人の内、障害者は1人か2人
エリーさんが所属するゼベディ・マネージメントによれば、広告に登場する人の内、障害を持つ人の割合は0.06%。さらにファッションや美容の広告となると、0.01~0.02%にまで減少する。「これは1万人に1人か2人という計算になります。このInstagramの投稿が証明しているように、もはやブランドは、『一般人は障害者のモデルを見たくない』と言うことはできません」と語るゼベディ・マネージメントのローラ・ジョンソンさん。
「さらに障害者がモデルとして登場するということは、倫理的な問題だけでなく、ビジネス的にも有益です。というのも、障害者の消費は年間2490億ポンド(約33.5兆円)と推定される巨大な市場となっているからです」とも。
さらに、ジョンソンさんは「といっても、エリーがモデルとして人気があるのは、彼女が障害者だからではありません。彼女は外見も内面も素晴らしい人です。彼女が入って来るだけで部屋が明るくなります。もちろん、プロフェッショナルとしても素晴らしい存在です」と付け加えた。
障害をハンディキャップではなく、個性としてとらえることができる世界がすぐそこまで来ているのかもしれない。