LIFE STYLE | 2020/06/30

行方不明になった自閉症の3歳児、飼い犬2匹がボディーガードとして見守っていた

文:滝水瞳
太古の昔から共生し、絆を育んできた人間と犬。時には、犬は自らの命を投げ売って飼い主を守ろうとすることもある...

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飼い犬の忠誠心に感動の声、広がる

地元警察の広報担当官は「犬たちは独りでいるマーシャル君を見て、一緒にいるべきだと悟ったのでしょう。彼らは、マーシャル君が発見されるまでしっかりと見守っていました」と『Bored Panda』の取材に答えた。

またマーシャル君の無事を伝えた地元警察のFacebookの投稿は1500件以上シェアされ、「いいね」は3000件を超えた。コメント欄にはさまざまな励ましの他、「犬はとても愛らしい動物だ!」「私たちは犬の足元にも及ばない」など感動のメッセージが寄せられた。

警察の広報担当官は、子どもの捜索は1分の違いが命取りになると伝えている。これからはマーシャル君のそばを決して離れないと誓った家族は、同時に「懸命に子どもを守ってくれた犬を誇りに思う」と語った。

マーシャル君と犬たちは、言葉ではない何かでしっかりと繋がっていた。犬たちは、周りの人たちにも見えないような彼らの深い信頼関係を体現してくれたのかもしれない。


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