ライオンの絶滅以外の危険も
野生動物の射撃を趣味とする人々の間で、たてがみのあるオスライオンは人気が高く、最大4万ポンド(約520万円)の値がつくこともあるという。しかし、アシュクロフト卿によれば、この虐殺から利益を得ているのはわずか数百人だ。
さらにライオンの違法な飼育と、骨の取引は新型コロナウイルスのような、大きな公衆衛生上の危機をもたらす可能性もあると警告し、これらのライオンの繁殖を禁止するようキャンペーン活動を張っている。
「ライオンの飼育は今世紀には、もはや居場所のない、残酷で野蛮な産業だと認識する時が来ている」と警鐘を鳴らすアシュクロフト卿。新刊の印税はすべて南アフリカの野生動物慈善団体に寄付する予定だ。
この瞬間も南アフリカで行われている悲劇。我々は決してそこから目を逸らすべきではないだろう。