ハチ公と並ぶ世界の忠犬
日本で忠犬と言えば、渋谷の駅前で10年間飼い主の上野英三郎を待ち続けたハチ公があまりに有名だが、世界には他にも多くの忠犬が存在する。
19世紀、スコットランドの首都エディンバラのグレイフライアーズには「グレイフライアーズ・ボビー」という犬が実在した。ボビーは市警だったジョン・グレイさんに2年間飼われ、1858年にジョンさんが死去してから14年間、毎日彼のお墓の横に座り続けたという。
ボビーは死後、飼い主だったジョンさんのお墓のほど近い場所に埋められ、付近のパブの前にはボビーの銅像も建てられている。また、1961年にはウォルト・ディズニー・プロダクションズによって映画化。『Greyfriars Bobby: The True Story of a Dog』として全米で公開された。
いつの時代も変わらぬ犬と人間の関係。この先も末永く続いていくことだろう。