インターネットが自由をもたらしたように新しい自由をもたらすブロックチェーン
そもそも自由とは何と定義できるでしょうか? ヨーロッパの市民革命に始まり、今では多くの人が当たり前に享受している自由の権利。近年のテクノロジーの進歩はこれらの自由に新しい革新をもたらしました。インターネットやSNSの発達で、学校に行かずとも多くの情報や教育にアクセスできる社会が訪れ、また個人でも全世界に向けて自由に情報発信ができるようになりました。多くの人はそう思っているでしょう。
確かにインターネットが無い時代と比べると生活は便利になったと思います。日常のさまざまなシーンで生活の自由度が増しました。しかし、よく考えるとこのインターネットのもたらした自由は一部の大企業や政府に制限されていると思いませんか? 本当にインターネットは自由を世界中に公平に与えたのでしょうか。
個人情報は一部のGAFAと呼ばれる大企業に集中し、その大企業が許す範囲内での自由がもたらされています。そして一部の独裁的な国家に住む人々はインターネットへの接続そのものが規制されています。経済的自由も依然、自分の住む国の経済システムの中だけの制限された自由でしかありません。
自分の生まれ落ちた国によって享受できる自由、人生の選択肢が決まってしまう。国家や経済圏に制限されない本当の自由はインターネットには実現できませんでした。もちろん、インターネットでもう十分自由だ、昔よりもできることが増えたから満足だ。そう思っている人たちが大勢います。しかし諦めずに本当に自由な世界を築きたいと思った人たちもいます。その人たちが真の意味での公平で中央集権から脱却した自由を目指して作り上げているのが新自由の国。ブロックチェーンなのです。
次ページ:ブロックチェ―ンとは何か?