LIFE STYLE | 2021/05/20

SNS上に蔓延るワクチンデマの65%は、わずか12人の反ワクチン活動家が引き起こしている

文:岩見旦
フォロワー数は5900万人以上
世界的に流行している新型コロナウイルスの切り札として、大きな期待を集める...

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反ワクチン活動家の真の姿とは

この報告書では、それぞれのSNSプラットフォームに、該当する12のアカウントを停止するよう求めていた。ところが4月25日の時点で、そのアカウントの内、FacebookとTwitterで10個、Instagramで9個が残っているとのこと。その後、数週間でいくつかのアカウントは停止・制限されたものの、依然としてアカウントは存続しており、デマを拡散し続けているという。

アーメッド氏は今年初め、『Nature Medicine』で「反ワクチン業界の指導者はプロのプロパガンダ集団です」と明かし、「彼らは主にアメリカで数百ドル規模の組織を抱えており、1人あたり60人ものスタッフを抱えています。彼らは、活動のためのマニュアルを作成し、さまざまな聴衆に合わせてメッセージを発信しています。一般的な産業と同じように年次取引会議のような会議まで開催しています」と、反ワクチン活動家の真の姿を明かした。

この報告書はアメリカに関するものだが、日本国内の現状においても大きな差はないだろう。拡散されているワクチンデマを辿ると、同じような人物に突き当たることに気づくはずである。大規模接種センターが開設され、本格的に始まるワクチン接種。心の隙間につけ込むデマに惑わされないよう、注意が必要だ。


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