日本も上位にランクイン
1位のデンマークは、二酸化炭素排出抑制など「気候変動」の分野で世界をリード。「下水処理」のカテゴリーではデンマーク、フィンランド、オランダ、シンガポール、スウェーデンとヨーロッパの国を中心に高い成果を上げている。北米において、カナダは「生物多様性と生息地」のカテゴリーで1位、アメリカは「農業の多様性」のカテゴリーで6位にランクイン。アジアではシンガポールが、「漁業の健全性と持続可能性」で世界を牽引している。
日本は12位にランクインと、意外と健闘した。世界で環境に優しい国は、すべての持続可能な分野において満遍なく注力しており、ランキング圏外の国々はカテゴリーによってパフォーマンスにバラツキがあるようだ。
パンデミックによる世界経済の失速により、昨年は二酸化炭素の年間排出量が第二次世界大戦以降、最も減少した。持続可能な社会への取り組みは、私たち個人でも強く意識する必要があるだろう。