1000万再生を記録。バドワイザーが今伝えたいこと
バドワイザーは今回打ち出した活動の一環として、新たな動画を公開した。「ソーシャルディスタンス」や、黒人差別根絶を呼びかける「Black Lives Matter」などの深刻な問題がテーマだ。
女優ラシダ・ジョーンズによる「私たちは何でもできる」というナレーションから始まり、建物の窓から手を振る人やスタジアムで祈る黒人選手、ワクチン接種を行う医療従事者らの映像とともに、「私たちの力を希望に変えましょう」と語られている。
そして最後に、スーパーボウルのスポンサーを見送ったことを伝え、「来年の試合でお会いしましょう」とメッセージを届けた。苦しみや痛みの一方で、見えない心のつながりや未来への希望もあることを伝えるこの動画は、先月25日にYouTubeで公開されて以来、現在までに1000万回以上の視聴回数を記録している。
日々困窮しながらも、ニューノーマルな環境へと激変していく社会に投げかけられたこのメッセージは、米国の人々にどのような意味をもたらすだろうか。今回、全米が注目する一大イベントへの提供をあえて控えたバドワイザーの試みが、より大きな訴えとして人々の心に届くかもしれない。