プロバイダの措置はネット中立法違反か
YourT1WifiはSNS側の検閲に応じた措置であったことを強調するが、『KREM2』はこの対応について、ワシントン州の「ネット中立法」に違反している可能性があると指摘する。同法はプロバイダが「合法的なコンテンツ、アプリケーション、サービス、または有害でないデバイスをブロックする」ことを禁じている。ワシントン州知事の広報担当者は、この措置について「司法長官事務所の消費者保護部門が調査中だ」と述べている。
検閲や規制を受けることなく、自らの意見を表明できる「表現の自由」は、民主主義の根幹となる重要な権利だ。それならば、人が亡くなる事態を引き起こしたとしても、その表現は許容されるべきだろうか。そして、情報の自由なアクセスはどう保証されるべきだろうか。トランプ氏のアカウント凍結とこのプロバイダの措置は、「自由」と「権利」が表裏一体となる民主主義の難しさを示している。