文:山田山太
トランプ大統領とバイデン氏が激突した今年の米大統領選。結果的にはバイデン氏が見事勝利を収め、戦いは幕を下ろした。一方、SNS上では未だ混乱状態が続いており、トランプ大統領本人のツイートを筆頭に、多くの陰謀論が飛び交っている。
そんな中、とある政治家のTwitter上での失敗が世界中で大きく話題を集めた。
Twitterアカウントを間違えた白人政治家
今年の米下院選に共和党から出馬し、落選した白人政治家のディーン・ブラウニング氏は11月10日、5万5000人のフォロワーを持つ自身のTwitterアカウントに不可解なツイートを投稿した。
私はゲイの黒人男性です。個人的な意見ですが、オバマは在任中何もしてくれませんでした。強いて言えば生活が悪い方向に少しだけ変わったぐらいでしょうか。それがトランプ政権下では、すべて良くなりました。民主党の時にはまったく感じることのなかった敬意も感じることができました。
現在は削除されたツイート
このツイートは、とあるユーザーからブラウニング氏に寄せられた「トランプ大統領がオバマ政権の功績を破壊した」という意見に対しての反応だったが、言うまでもなくブラウニング氏は黒人では無い。そのため、不審に思ったユーザーたちから疑惑が浮上。ブラウニング氏は「トランプ大統領を支持し、民主党を貶めるゲイの黒人男性」と偽ったTwitterアカウントを持っており、今回のツイートをする際にアカウントを切り替え忘れてしまったのではないかと指摘が寄せられた。そしてこのツイートは一気に拡散し、一時はTwitterトレンドで2位に上るほどの盛り上がりを見せた。
小見出し:釈明虚しく嘘がバレてしまうブラウニング氏