中国でも高まる犬食禁止の機運
中国政府は今年5月、今まで食用目的の家畜として分類されていた犬を、コンパニオンアニマル、つまりペットとして分類する政令案を正式に承認。今の所これによって犬食を禁止するものではないが、今後規制に向かっていくことを示唆している。元々犬肉を食べる食文化を持つ中国においても、犬や猫といったペットとなる動物を保護しようという機運が高まっているようだ。
国や地域によって育まれた食文化は異なるため、犬食文化それ自体を否定することは難しい。しかし、時代の移り変わりに応じて形を変えていくのも文化の特徴といえるはずだ。これから、人類だけでなく動物の幸福も求められる時代において、中国はどのような動きを見せるのか期待していきたい。