文:武者良太
8月以降はビジネスプランが導入される
年々増え続けている日本でのインバウンド需要。それにともない海外旅行者向けのサービスも多様性が増してきた。
その一例がAirbnbの体験ホストサービスだ。ツアーに組み込まれたスタンダードすぎるアクティビティとは異なり、現地に住むホストだからこそ提供できる知る人ぞ知る特別な観光案内や、伝統技術体験を楽しめるものとあって利用者が増えているという。
登録もカンタン。誰でも余暇を使って地元ツアーのホストとして活躍できる...のだが、敷居の高いところもある。それは言語。英語のようにポピュラーな言葉をマスターしているのであればコミュニケーションできるだろうが、他の国の言葉しか話せないゲストが来ることを考えると、あらかじめ多言語翻訳環境を整えておきたい。
ここで注目したいのが、スマートフォンの音声入力型翻訳アプリだ。Google翻訳のように無料で使えるものもあるが、もし何かしらのビジネスで活用するなら「Lets Talk!!」がいい。
同アプリの特徴は会話の履歴確認機能があること。また双方型翻訳機能のためスマホ1台で会話が可能だ。翻訳前に内容を確認することで誤翻訳も防止できる。
ここまでは他の有料翻訳アプリでも可能だが、「Lets Talk!!」は8月以降に提供されるビジネスプランを利用することで、全会話履歴の管理が可能となっている。もしトラブルが発生しクレームがついたとしても、どういった会話をしたのかのチェックができるため、原因確認・解決をスピーディに行える。
スタンダードなプランは120円/翻訳文字数7000文字、500円/4万文字、1000円/10万文字という従量課金制だが、ビジネスプランは初回3000円+2000円/月で、翻訳機能が使い放題となるのもポイント。多用しない人であっても1500円/月・10万文字のプランが選べる。