文:仲田拓也
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、教育機関でのリモート講義も増えてきた。
そんな中で、大学教授の父親が講義中の画面に映り込もうとする、ある息子の姿がTikTokで話題となっている。
授業中の教授の後ろにコスプレ姿の息子が
オハイオ州のウィッテンバーグ大学で准教授を務めるマイク・マティソンさんが、自宅からオンライン授業を行っている。真剣な顔で講義するマイクさんの後ろに、なぜか突然サーファーが登場。また別のシーンでは、ガウンを着た大学の卒業生や、望遠鏡に見立てたラップを持った冒険家が横切ったり。
何度も同じようなことが起きた後、とうとう腹を立てた教授は、おもちゃの鉄砲で邪魔者を撃退。この動画が4月10日、TikTokにアップされると、400万回以上の再生回数を獲得した。
この若者の正体は、マイクさんの息子のルーカスさん(19歳)だ。「新型コロナウイルスによるパンデミックが発生するまで、TikTokは使っていませんでした」と『Good Morning America』の取材に語るルーカスさん。しかし、自宅待機命令が出てからはTikTokをダウンロードし、13歳の妹とともに少しでも自宅で楽しく過ごそうと面白い動画を撮影しようとしていた。
そんな折、父親のパソコンのカメラを使っていたため、自然と父親を巻き込んだ動画を思いついたという。
実はこのいたずらをする前には、父親のマイクさんにも相談済み。「詳しいことは説明しませんでしたが、なにか学生のみんなを笑わせてあげたいと思っていました」と付け加えた。父親のマイクさんも、生徒を笑わせることが大好きだ。生徒にも、「楽しい先生」として知られているという。
ルーカスさんは、それぞれの衣装に着替えるため、ガレージまで何度も走って往復しなければならなかったというが、親子は『News Center 7』の取材に「こんな時だからみんなが笑顔になることを願っています」と語っている。