CULTURE | 2020/04/27

90歳でも社会に必要とされる価値を作る方法。ムンロ王子、FINDERS編集長・米田智彦を鑑定

東大法学部卒の人気タロット占い師、ムンロ王子。IT会社社長、シャンソン歌手としての一面も持ち合わせおり、独特のオネエキャ...

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楽しみの中から、自分がやりたいものが見えてくる

ムンロ王子:さっき加齢という話がちらっとありましたけど、男性の平均寿命は80歳ちょうどです。今は平均寿命もどんどん延びてるので、一応90歳ぐらいは目標にしておかなきゃいけない。だからみんなに言ってるのは、90歳の自分をイメージして人生設計を立てなさいってことなんですよ。47歳はちょうど半分。これから43年生きなきゃならないんで、かなり長い。何でもひと仕事できる年月。ちょっと腹のくくり方が変わるわけですよ。

年金制度というのは、1961年にできた制度なんですけど、最初は60歳から年金が受給できたの。その時の男性の平均寿命が65歳だったんですよ。あと5年か10年だから、年金でカバーするから、それまで頑張って会社のために終身雇用頑張ってくださいねって。

それがどんどん平均寿命が長くなっているにも関わらず、今も定年を65歳とか70歳とか言ってるわけですよ。女性が70歳で年金暮らししたって、100歳まで30年も年金給付されるだけだったら、国も破綻だけど、本人もボケちゃうよね。

でも、80歳で履歴書持っていっても誰も雇ってくれない。まだ元気だから働きたいって気持ちがあっても、仕事が無いんですよ。90歳でも社会に必要とされる価値は何かということを、考えなきゃいけないんです。

私がこのタロットをやったり、シャンソンを歌ってるのもそういうことなんですよ。私は90歳まで生きるつもりでいる。そのときに東大卒の肩書きは何も与えてくれないけど、タロットのノウハウと歌は、私が80歳でも90歳でも使える道具なんです。

そういう視点でキャリアを積んでいかなきゃならないんです。90歳まで何やってたいのかっていうのを、今見つかってないんだったら探さなきゃいけない。

米田さんのタロットの結果も、人生と向き合って90歳まで続けられる楽しいことを見つけなさいって出てるの。楽しんでいることの中から、自分が本当にやりたいものが見えてくるわけですよ。嫌なことからは見つからない。私も最初プログラムを組むためにタロットを始めて、楽しくて抜けられなくなっちゃったわけ。嫌々やってないから、やってもらう側も楽しいんですよ。

小さい頃から音楽漬けで音大に無理やり入れられ、仕方なく音楽をやってる人ってさ、歌はうまいけどさ、やっぱり楽しそうじゃないじゃないですか。実はそういうものって大事で、メディアや通信が発達しているこの時代の中で、楽しいものをやっている人が一番伸びていくんだと思うの。

サラリーマンやパートのように生活の糧として仕事をしている人は、趣味とか楽しい時間を作るようにしなくてはいけないの。米田さんのように自営の人は仕事を楽しまないとね。そのために独立したんでしょ?帯状疱疹はそれに対する警告かな。いろいろなしがらみを振り切って、自分が本能的に喜ぶこと、それを追求することが大事だということ。そしてそれがこの半年の間に見えてくるみたいね。

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