国連のカンファレンスにインド代表として参加
アディティヤさんは2020年3月8日、国際女性デーに当たるこの日、南インド・ベンガルールの慈善団体「WEmpower」から「ベスト・マミー・オブ・ザ・ワールド」賞が贈られた。アディティヤさんは受賞の場で、「私は父親にも母親にもなろうとせず、ただ良い親で、良い人間になろうと思っていました」と、子育てに性別は関係ないと語った。
アディティヤさんは元々ソフトウェアエンジニアだったが、現在はIT関連の仕事からは離れ、孤児や障害のある子どもの支援に注力。障害のため捨てられる子どもをインドから減らすため、親を対象としたカウンセリングも行っている。また、2019年には国連に招かれ、知的障害のある子どもの育て方についてのカンファレンスにインド代表として参加した。
現在6歳になったアヴリッシュ君は幼稚園に通い、動物をかわいがったり、楽器を演奏したりしている。これからどんな困難が待ち受けていようと、この親子なら必ずや乗り越えられるだろう。