ハーバード大がより詳しく紹介
ハーバード大学医科大学院(メディカルスクール)が運営する『Harvard Health Publishing』は、4月9日に新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、風邪、花粉症を見分けるために、それぞれの症状の特徴を報じた。
新型コロナウイルス感染症
一般的な症状として、発熱、咳、息切れや、それに伴う疲労感、食欲不振が挙げられる。また、下痢、吐き気、味覚や嗅覚の欠如が起こる場合もあり、感染後5日〜14日程度で症状が現れる。
インフルエンザ
発熱、悪寒、筋肉痛、疲労感といった症状が特徴。一般的な風邪と違い突発的に発症し、鼻水、のどの痛み、頭痛など、風邪と同じような軽い症状が出ることもある。子どもがかかった場合、嘔吐や下痢などの症状が出ることもある。
風邪
主な症状は鼻水、鼻づまり、喉の痛み、頭痛、体調不良など。くしゃみと軽度の咳が出ることもあるが、花粉症と比べかゆみは少ない。発熱や息切れなどの重度な症状は、一般的な風邪で起こらない。
花粉症
春に症状が出たことがあるか、かゆみが主な症状かが指標。目や鼻のかゆみ、くしゃみの他、鼻水、鼻詰まりが起きる。また、喉の痛み、咳などは鼻汁が喉に落ちる後鼻漏によるものだ。
医療体制が逼迫している現在、無闇な通院は医療崩壊につながる。もし新型コロナウイルスに感染を疑う場合は、まずこれらの情報を参考にして専門機関に問い合わせると良いだろう。