ITEM | 2018/12/27

もう子どもからの「あの生き物なんて名前?」質問に戸惑わない!約8000種の生物の名前がわかるAI・AR図鑑アプリ「LINNE LENS」

文:武者良太
子どもと動物園・水族館に出かけるならもはや必須






もういくつ寝ると2019年のお...

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文:武者良太

子どもと動物園・水族館に出かけるならもはや必須

もういくつ寝ると2019年のお正月。「うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川」は遠くになりけり。しかし子どもたちには、いつの時代も自然や生物への興味を抱いてほしいと思いはしないだろうか。たとえ都市圏に住んでいても、生物を学べる環境がほしいとは思わないだろうか。

そこで動物園や水族館といった施設が重要になってくる。さまざまな生物の生態を学ぶことができるし、施設によっては生物に直接触れられるコーナーもある。

生物を間近に見て、匂いを嗅いで、触る。子どもたちが何を感じとっていくのだろうか。想像するだけで楽しくなってくるはずだ。

だがここで問題も出てくる。もし子どもたちに「あの動物、なに?」と尋ねられたとき、適切に答えられないと親の面目が保てない。

まだ動物園はいい。各生物のいるエリアは区切られているし、解説用の看板も多く設置されている。事前の詰め込み勉強もしやすい。

難しいのは水族館だ。複数の種類の魚が入っている水槽が多く、まず子どもたちが興味を示しているのがどの魚か判別しにくい。

そんなときに役に立ってくれるのが「LINNE LENS」だ(現在はiOS版のみの提供)。iPhoneのカメラを水槽に向けると、カメラが捉えた魚の姿をAIが判別し、画面内に名前を表示してくれるAR図鑑アプリだ。さらに認識している生物の枠をタップすると、詳細な解説文が表示される。

なお、アプリの利用は基本的に有料(1カ月360円、3カ月720円、12カ月1,450円の3プラン)だが、無料版でもお試し機能として1日につき10種の認識が可能となっている。

現在リリースされているバージョンは8,204種の生物に対応。魚類を中心に、哺乳類(アシカ)、鳥類(ペンギン)、両生類(カエル)、爬虫類(トカゲ)、甲殻類(エビ・カニ)、軟体動物(イカ・タコ)、刺胞動物(クラゲ)などを認識・判別してくれる。また日本鳥類目録改訂第7版の掲載種である633種の野鳥、世界の犬・猫も判別できる。

面白いのが撮影機能だ。アプリで撮った写真はオリジナルのデジタル図鑑用に使えるようになっている(有料版のみ)。子どもたちにLINNE LENSをインストールしたスマートフォンを渡して、好きな生物の写真を撮ってきてもらったら、どんな生物に興味を示しているか一目瞭然。なかには意外な生物の写真があるかもしれない。

今後は動物だけではなく、植物の判別もできるように機能拡張を予定しているとのことだ。


LINNE LENS(iPhone)

公式サイト