ITEM | 2018/07/13

突如発表!映像・グラフィックのプロ向け性能が大幅アップした新作Macbook Proが販売開始

文:伊藤僑
「iMac Proが欲しいけど持ち運びしたい…」というユーザーに朗報
6月5日に開催された...

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文:伊藤僑

「iMac Proが欲しいけど持ち運びしたい…」というユーザーに朗報

6月5日に開催されたアップルの開発者会議「WWDC18」で発表されるのではないかと期待されながら、蓋を開けてみたらなんの発表もなかったAppleのハードウェア製品。このまま秋の新型iPhone発表時期まで待たねばならないのではないかと、考えていた人も少なくなかったのではないだろうか。

ところが、7月12日の夜、突然にMacbook Proの新製品が発表された。

Apple

今回発表されたのは、第8世代のクアッドコアIntel Core i5(オプションでi7を選択可能)を搭載した13インチモデルと、第8世代の6コアIntel Core i7(オプションでi9を選択可能)を搭載した15インチモデルだ。ただし、Touch Bar非搭載モデルについてはアップグレードされていない。

デュアルコアの13インチモデルに比べ、クアッドコアの新モデルは最大2倍高速に、クアッドコアの15インチモデルに比べ、6コアの新モデルは最大70%スピードアップしたという。15インチモデルについては、最大32GBのDDR4メモリや、最大4TBのSSDストレージも実装可能になった。

アップグレードされたのは処理能力だけではない。

画面には、Macとしては初のTrue Tone搭載Retinaディスプレイを採用。あまり評判のよくなかったバタフライキーボードにも改良が加えられ第3世代へとアップグレードされた。さらに、Secure Enclaveコプロセッサが組み込まれた「Apple T2チップ」の採用により、セキュリテイ面も一段と強固なものになっている。

また、同時に発表されたBlackmagic Design製の外付けGPU(eGPU)を接続すれば、ノートブック製品の限界を超え、デスクトップ製品並みのグラフィック性能を得ることができるという。

2.6GHz 6コアIntel Core i7/16GB/512GB SSDストレージ搭載の15インチモデルが30万2,800円(税別)。オプションで、2.9GHz/32GB/4TBのフル装備にすると約80万円となる。

購入ボタンを押すにはなかなか勇気がいるが、プロユーザーが待ち望んだ性能を実現した製品と言えるだろう。