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バーガーキング、「人工肉」ハンバーガーの販売開始。植物由来なのに肉汁滴るパティ
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  • 2019.04.04
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バーガーキング、「人工肉」ハンバーガーの販売開始。植物由来なのに肉汁滴るパティ

文:岩見旦

米国フロリダ州マイアミで1954年にスタートしたハンバーガーチェーン・バーガーキング。肉々しいパティが特徴のワッパーで人気を集めている。

そんなバーガーキングが前代未聞のハンバーガーを作り出したと話題だ。

0%ビーフのハンバーガーがアメリカで試験販売

バーガーキングが販売を開始したのは、ビーフを使っていないハンバーガー。その名もインポッシブル・ワッパー。シリコンバレーのベンチャー企業インポッシブル・フーズと共同開発した。

インポッシブル・ワッパーのパティには、ビーフの代わりに植物を原料とした人工肉が使われている。4月1日から、米国ミズーリ州セントルイス周辺の59店舗で販売されており、試験販売に成功すれば今後7200店舗ある全米で販売を行う計画だ。

インポッシブル・ワッパーは通常のワッパーに比べ、脂肪を15%カット、コレステロールを90%カットしているという。価格は通常の食肉のワッパーより約1ドル高い価格が設定されている。

ビーフ不使用にも関わらず味も見た目もそっくり

植物由来のパティと言われると、味気ないイメージがあるだろう。しかし、インポッシブル・ワッパーのパティは見た目だけでなく味も、ビーフのパティそっくりだとのこと。

こちらは、何も知らせずインポッシブル・ワッパーを試食してもらい、食べ終わった後に「実は今、食べたパティにはビーフが使われていない」と明かすドッキリ動画だ。衝撃の事実を告げられた人は「絶対ビーフだよ!」「本当に?」などと驚きのリアクションを見せている。

インポッシブル・フーズは、大豆の根から抽出された「ヘム」と呼ばれる物質を合成することで、この肉汁滴るパティを実現させた。

世界に広がる食肉生産の依存を避ける試み

この植物由来のパティは、食肉に関する健康への影響や倫理的問題を避け、食肉生産の依存を避けるというインポッシブル・フーズのミッションの一環として開発された。

現在、インポッシブル・フーズの商品は6000店以上で扱われているが、全米のバーガーキングでこのハンバーガーが販売されれば、その販路は2倍に広がる。

インポッシブル・フーズは昨年からファーストフードチェーンのホワイト・キャッスルにも植物由来のパティを提供。またファーストフードチェーンのカールズジュニアは、ビヨンド・ミートの人工肉によるハンバーガーの販売を開始。マクドナルドもスウェーデンで大豆を使ったハンバーガーの取扱いを始めた。

果たしてインポッシブル・バーガーは健康志向の高いハンバーガーファンの心を掴むことはできるのだろうか。日本での販売も期待したい。


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