
- ITEM
- 2019.02.04
高齢者も簡単に使える!岐阜県の移住夫婦が考案した「雪下ろしグッズ」がスゴいと話題
文:岩見旦
1月下旬、北海道や東北、北陸は大雪に見舞われた。2月に入り、暖かい空気が流れ込んだ影響で、気温が上昇。気象庁は、積雪の多い地方に融雪や雪崩に注意するよう呼び掛けている。
そんな雪国に住む人にとって必須なのが、屋根に積もった雪をかき落とす「雪下ろし」だ。スコップやスノーダンプを使って長時間行う雪下ろしは、大きな負担となっている。
岐阜県に移り住んだ夫婦が、雪下ろしグッズを開発!
そんな中、ある雪下ろしグッズがSNS上で注目を集めている。その商品とは「らくらく 雪すべ〜る」。
棒の先端の部分を屋根に乗せ、軽く動かすだけで雪をスルスルと落下させることができ、高齢者や女性でも簡単に使えるとしている。この画期的なアイデアに、多くの反響が寄せられている。
名古屋から岐阜県の豪雪地帯に移り住んだ夫婦「いぐち家」が、雪下ろしの負担を軽くしたいという想いから開発したこの商品。
2016年にクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で資金調達を開始し、目標金額30万円のところ74万7,800円集めた。その後商品化され、これまで約400本売り上げたという。
現在は、ヘッド部分に雪を2つに割るスライサーを設置した改良版をネット通販で販売している。価格は2万1,384円(税込)。
まるで杏仁!雪下ろしグッズがSNS上で話題に
テレビ朝日のニュース番組で紹介されたこの商品を、あるTwitterユーザーが「これは凄い!」というコメントとともに掲載。すると、瞬く間に拡散され、3万リツイートを突破した。
これは凄い!
— Sakai (@HiroSakai555) 2019年2月2日
「らくらく雪すべ〜る」
豪雪地帯の方の強い味方 pic.twitter.com/iC0XgQsd3c
「世界的な大ヒットになる予感」「素晴らしいアイデア」「今すぐ欲しい」といったその発想に驚く声の他、「豆腐のように〜!!」「杏仁が落ちてきよる(笑)」「マイクラのブロックが落ちてくるように見えてしまう」など、雪がブロック状に落ちてくる仕組みに快感を得た人からのコメントも多数寄せられた。
危険と隣り合わせの雪下ろし!特に高齢者は注意を
総務省消防庁の発表した「今冬の雪による被害状況等」によると、昨冬の「屋根の雪下ろし等、除雪作業中の死者」は102人に上り、その内65歳以上の高齢者は86人。雪下ろしは、常に危険と隣り合わせだ。
雪国に住む人は「らくらく 雪すべ〜る」を使って、安全に雪下ろしをしてみてはどうだろうか。作業の際はくれぐれも注意を払ってもらいたい。