ITEM | 2019/01/10

脳を働かせないとアラームが止まらない!悪魔の目覚ましアプリこと「おこしてME」

文:武者良太
朝だけじゃない。乗り過ごし防止にも効果あり
疲れて帰ってきた次の朝は、目覚まし時計の音が鳴ったとしても...

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文:武者良太

朝だけじゃない。乗り過ごし防止にも効果あり

疲れて帰ってきた次の朝は、目覚まし時計の音が鳴ったとしてもほぼ無意識に音を止めてしまうことはないだろうか。そして気がついたら大事なアポイントメントの時間が迫っていて、寝癖を直すことすらできずに駅までダッシュ。疲れが幾層にも沈殿するループへと陥ったりしていないだろうか。

あと10分。いや5分でもいいから布団に潜っていたいという睡眠欲に打ち勝つには、圧倒的ともいえる自律心が必要だ。しかし、普段はセルフコントロールができている人でも、微睡んでいるときまでストイシズムを徹底するのは難しい。

だからこそ、「おこしてME」のような目覚ましアプリが必要となる。

開発元であるDelight Roomいわく、「おこしてME」は“悪魔のアラーム”というそうだ。ユーザーを脅しにかかるかのような強い表現だが、使ってみるとまさにそのとおり。「おこしてME」ほど脳を活性化させなければアラームが止まらない目覚ましアプリは初めてだ。

設定は通常の目覚ましアプリとほぼ変わらない。アラームの時間設定、アラームの種類、音量やスヌーズのオンオフなどの項目をセットしていけばよい。

しかし、唯一、通常の目覚ましアプリにはない設定項目がある。それがミッションだ。

「おこしてME」は設定時間がきてアラームが鳴った際、画面をタップするだけではアラームが止まらない。ミッションで設定したアクティビティをクリアするまで鳴り続ける。

ミッションにはふるふる(スマートフォンを指定回数シェイクする)、数学問題(四則演算の問題を解く)、写真(あらかじめセットした写真と同じ画角の写真を撮る)、バーコード/QRコードモード(あらかじめセットしたバーコード/QRコードを撮影する)、Memorize game(数秒だけ表示される色付きセルをタップする)が設定可能。起床時間とともに強制的に脳を働かせなくてはならないミッションがとても多い。また数学問題とMemorize gameは難易度設定が可能。高難易度にすると、起きたばかりではすぐにクリアできない問いが連続して出されることになる。

「おこしてME」を使って起きたときの気分は、ぶっちゃけると最悪だ。深く眠っているときでも叩き起こされたという印象が強い。それだけに「おこしてME」がもたらす起床強制力が凄まじいし、素晴らしいものだと断言できる。このアプリで起きて、すぐに行動ができない人はそういないだろう。

個人的には家で寝ているときだけではなく、電車移動時の乗り過ごし防止にも役立つと感じた。目的地到着5分前にセットしておけばギリギリまで寝られるし、起きたら(アラームを止めたら)すぐに荷物の確認、忘れ物や身だしなみの簡単なチェックも行えるわけだから。

ちなみに無料で利用可能だが、アプリ内課金で120円を支払えば、画面下部に表示される広告を除去できる。


おこしてME(iPhone)

おこしてME(Android)