文：武者良太
縦に長いページ全体のスクショ機能が便利
スマートフォンのウェブブラウザは標準搭載アプリ（iPhoneはsafari、AndroidはChrome）か、PC版との連携目的でFirefoxを使っているユーザーが多い。いずれもさまざまなWEBページを見てまわる機能は十分に揃っている。
ということを踏まえたうえで、あえて別の、インディペンデントな無料ブラウザアプリ「Smooz」（広告ブロックなど一部機能の開放には月額料金がかかる）をプッシュしたい。なぜならば、WEBページを巡回して情報を収集したり、内容を見比べられる機能も豊富に揃っているからだ。
Googleなどの検索エンジンにアクセスすると、検索結果表示ページに「新規タブ」というボタンが表示されている。タップするとリンク先のページが新しいタブ内に表示される。複数のページを同時に表示したいときに、これが便利だ。しかもタブは左右のスワイプで切り替えられる。
小画面表示、分割表示による2画面表示機能も頼もしい。例えばニュース記事を見ながら、気になるキーワードを検索するといったことが可能だ。6インチ級の画面を持つスマートフォンであれば、分割表示時も狭苦しさはほとんど感じない。
また新たに、ページ全体のスクリーンショット記録機能が追加された。縦に長いWEBページであってもメニュー→「ページ全体スクショ」で記録できる。様々なサイトのデザインを研究したり、資料として残したい時に役立つ。
他にも翻訳表示、PC版サイト表示なども可能。データ転送量を抑える画像非表示アクセスも可能だ。そして多機能でありながら、片手で操作できるジェスチャーUIを用いている。
検索や画像表示も高速だ。毎日使うツールだからこそ快適性を重視したいユーザーにとって、「Smooz」はベストなブラウザアプリとなるだろう。