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芸能人と交流多数、大麻・コカイン所持で起訴された経営者は結局「売人」だったのか?【連載】阿曽山大噴火のクレイジー裁判傍聴(31)
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  • 2021.11.23
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芸能人と交流多数、大麻・コカイン所持で起訴された経営者は結局「売人」だったのか?【連載】阿曽山大噴火のクレイジー裁判傍聴(31)

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阿曽山大噴火

芸人/裁判ウォッチャー

月曜日から金曜日の9時~5時で、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載を持つ。パチスロもすでにプロの域に達している。また、ファッションにも独自のポリシーを持ち、“男のスカート”にこだわっている。

初犯なのに「コカイン20gも所持」!?

罪名 大麻取締法違反、麻薬及び向精神薬取締法違反
Z被告人 会社経営の男性(42)

起訴されたのは、今年の8月17日に被告人が東京都世田谷区内の自宅で、乾燥大麻を含む植物片1.506gとコカインの粉末20.038gを所持した件。さらに同日、コカインを吸引した件。この2つです。

Z被告人と親しい俳優がいるということもあって大きく報じられた事件です。ニュースの段階では大麻の所持だけでしたが、起訴はコカインの所持と使用も加わってました。しかも20gって! 同じ罪名の裁判を見る限り、普通(の悪い人)は1g程度ですよ。

検察官の冒頭陳述によると、Z被告人はアメリカの大学を卒業後、職を転々として、現在も代表である会社を経営するようになったそうです。

前科前歴はなく、今回が初めての逮捕です。Z被告人は犯行の1年前から大麻とコカインを使うようになったそうです。

そして逮捕当日。Z被告人の自宅兼事務所にやってきた警察官が台所のIHの上に置かれた大麻、キッチンワゴンやZ被告人の服のポケット・パンツの中に隠したコカインを発見したというのが事件の詳細になります。

今から30年程前にもホノルル空港でパンツの中から大麻とコカインがみつかって逮捕された俳優さんがいましたが、時代が変わっても考えることは同じなんですね。

取り調べに対し、Z被告人は「キッチンのIH台の上とパントリーのワゴン内の大麻とコカインは自己使用のために持っていた。股間に隠したコカイン7袋も自分で使うために持っていた。20年前にアメリカで大麻を使ったのが初めてで、それからは全く使用していなかった。1年前に六本木のクラブで再開した。コカインと大麻はいつでも使えるように持って外出していた。今回持っていたコカインは1gあたり2万円で購入した」と供述しているそうです。

1g・2万円で20gも持ってたって、40万円分も自宅にあったってことでしょ。売人並じゃないですか、この量は。

次ページ:被告はどうやって薬物を手に入れたか

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