近年のテレワークやクールビズの普及により、オフィシャルなスーツやジャケットにとって代わり、定番化しているのが、シャツスタイル。
なかでも、スーツの中に着るようなかっちりしたドレスシャツやワイシャツではなく、カジュアルなシャツの出番が増えた人も多いのでは?
今回紹介したいのは、「PLANET PLAN」(プラネットプラン)のカジュアルなのに上質感のあるダンガリージャガードシャツ。
特別企画として「PLANET PLAN」デザイナーご本人の今西祐次氏に着用いただきながら、同アイテムの魅力に迫ってみたい。
取材・文/庄司真美 写真/駒田達哉 撮影協力/PLANET PLAN
大人の感性をくすぐるワークウエアライン「Gaten works project」
デザイナーの今西祐次氏は、菊池武夫氏の後を継ぎ、1980年代半ばにMEN'S BIGI(メンズビギ)のチーフデザイナーを務めた人物。
1940年代にアフリカ系アメリカ人のミュージシャンやマフィアのスタイルとされた、ズートスーツを基調にした不良っぽいスーツスタイルを提案し、日本のメンズファッションや当時のDCブランドブームを牽引した一人だ。
独立後、少数生産でも心から創りたいものを発信すべく、1990年に自身のブランド「PLANET PLAN」を発表。
当初はスーツを中心に展開していた「PLANET PLAN」だが、2019年に大きな転機が起きる。その前年、西日本で起きた豪雨災害を機に、“服幸支援”を掲げた「Gaten works project」を始動。以来、今西氏自身が広島県出身であることから、西日本を製作拠点に置くようになる。
自社を“マニュファクチュアリング・カンパニー”とするだけあって、大量生産品にはない、こだわりのモノづくりをテーマに、インディゴデニムを中心に、“合点のいくワークウエア”を追求するに至る。
その結果、生まれたのが、今回紹介するダンガリージャガードシャツを含めた、カジュアルで上質な大人のワークウエアラインだ。
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