LIFE STYLE | 2021/02/12

客も従業員もマスクを着用しない米国スーパーに非難殺到。「コロナは嘘」とオーナー主張

文:上里譲
変異種も出現し、急速に世界中に広がっている新型コロナウイルス。感染拡大を防ぐため、外出時のマスク着用、ソー...

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文:上里譲

変異種も出現し、急速に世界中に広がっている新型コロナウイルス。感染拡大を防ぐため、外出時のマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保はもはや常識となった。

そんな中、一本の動画がSNS上で大きな物議を醸している。

マスク非着用スーパーの動画が420万再生

『NBC News』の特派員サム・ブロック氏は今月4日、フロリダ州南部ネープルズの大型スーパーマーケット「オークス・ファームス・シード・トゥ・テーブル・マーケット」で撮影した動画を自身のTwitterで公開した。この動画では、ほとんどの客と従業員がマスクを着用しておらず、ソーシャルディスタンスも守られていない。この投稿は現在420万再生を記録しており、非難のコメントが殺到している。

この店のオーナーであるアルフィー・オークス氏は、NBCのテレビ番組『TODAY』のインタビューに「マスクはまったく効き目はありません。アメリカで何百万人もの人々が新型コロナウイルスで死亡したなんて信じられません」と答えた。「コロナはすべて嘘っぱちです」「心臓発作のために世界中を都市封鎖鎖したりしないでしょ?」とも。

同店のあるコリアー郡は、外出時のマスク着用を義務付けている。ところが、同店の店頭にある看板には「客に病状がある場合は、マスクを着用する必要はありません」と書かれており、患者の医療記録を保護するHIPAA法に基づいて「その病状が何であるかを尋ねることはありません」と続けた。

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