CULTURE | 2021/01/19

竹で作られたトイレットペーパー「BambooRoll」を使うことがなぜ環境問題への取り組みとなるのか

文:赤井大祐
代替資源として注目を集める「竹」
誰もが毎日のように使用するトイレットーペーパー。生活において必要不可...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

文:赤井大祐

代替資源として注目を集める「竹」

誰もが毎日のように使用するトイレットーペーパー。生活において必要不可欠なものである一方、再生紙由来のものを除けば、新たに森林を切り出しながら生み出されるため、その環境負荷の高さは課題とされている。

そして、環境保護の取り組みを行う団体、NRDCが2019年に行った調査によれば、日本人のトイレットペーパー消費量は、なんと世界で4番目に多いとのことだ。

そんな中、長野県、アメリカ・ポートランド、そしてエストニア・タリンの3カ所に拠点を置く、スタートアップ企業、おかえり株式会社は、トイレットペーパーにおける環境問題解決に取り組むべく、竹を使用したトイレットペーパー「BambooRoll(バンブーロール)」の販売を開始した。

なぜ竹を使用するのか。

竹は木と比べ圧倒的に成長スピードが早く、通常、木が10年以上をかけて成木となるところ、竹は3年ほどで成竹となる。さらに竹は生育期間5年前後までは、一般的な針葉樹・広葉樹と比べて二酸化炭素の吸収量が多いことや、農薬などを使用することなく、少量の水で成長するといったことから、近年、木材やプラスチックに代わる資源として注目が集まっているというわけである。

またバンブーロールの販売には定期便のスタイルを採用。使った分を補充するために都度注文をするのではなく、定期的に決まった量が届くことによって、トイレットペーパーの使用量について意識を向ける習慣づくり、ひいては無駄な使用を減らすことにつながっていくという狙いだ。

また梱包にはプラスチック類を一切使用せず、ダンボールもリサイクルダンボールを使用。トイレットペーパーの芯もリサイクル可能な芯を採用することで、廃棄物ゼロを目指している。

価格は1箱18ロール入りで、税込み1800円。2021年2月28日までに注文すると先行予約価格が適用され、20%オフとなり、1箱1440円で定期便を注文可能だ。

環境問題に取り組んでみたいが、なにから始めたらいいかわからない、という人にも是非おすすめしたい。


購入は以下のサイトから↓
BambooRoll