LIFE STYLE | 2020/10/29

18年間の無料Wi-Fiと引き換えに、愛娘にインターネットプロバイダにちなんだ名前を付けた両親

Photo By Shutterstock
文:汐里
通常とは異なる読み方をする珍しい名前、いわゆるキラキラネームは...

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文:汐里

通常とは異なる読み方をする珍しい名前、いわゆるキラキラネームは、それぞれの親の思いが込められた名前に違いないが、たびたびメディアで取り上げられては、賛否両論が巻き起こっている。

そんな中、スイスに住む夫婦が、生まれた娘に「Twifia(トゥウィフィア)」という一風変わった名前を付けた。その理由にネット上で衝撃が広がっている。

インターネットプロバイダの驚きのキャンペーン

スイスのインターネットプロバイダ企業「Twifi」は現在、会社名にちなんだ名前を子どもに付ければ、18年間、Wi-Fiが無料になるというキャンペーンを展開している。名前は性別ごとに指定されており、男の子なら「Twifius(トゥウィフィアス)」、女の子なら「Twifia(トゥウィフィア)」だ。応募方法は、生まれた子どもの出生証明書の写真をアップロードするだけだという。Twifiの社長、フィリップ・フォッチさんは「たとえこの会社が倒産しても、18年間インターネット使用料を払い続ける」と、キャンペーンに自信をにじませる。

そのキャンペーンを目にしたスイスの夫婦は娘の2つ目のミドルネームを「Twifia」と命名するのと引き換えに、18年間の無料Wi-Fiを手にした。本来Wi-Fiの利用料として支払うはずだったお金を、娘のために貯金。娘が18歳になった時、車を買ったり運転免許を取得したりする資金に充てる予定だという。

次ページ:名前は気に入っているが、やや後ろめたさを感じている両親

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