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愛情深く育てられたのに、木につながれて捨てられた犬。残されたメモに書かれたその理由に考えさせられる
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  • 2020.10.12
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愛情深く育てられたのに、木につながれて捨てられた犬。残されたメモに書かれたその理由に考えさせられる

文:山田山太

未だ収束の目処を見せない新型コロナウイルスの感染拡大。アメリカでは一時、失業率が15%近くに達するなど、その影響は深刻なものとなっている。

パンデミックの被害は我々人間だけでなく、生活をともにするペットにも広がっているようだ。

捨てるに至った経緯が記されたメモ

アメリカ・インディアナ州にあるジョンソン郡アニマルシェルターで今年9月、1匹の犬が保護された。生後18カ月のジャーマン・シェパードとオーストラリアンシェパードのミックス犬で、ローディーという名前のその犬は、元の飼い主によって木につながれた状態で捨てられていた。ローディーは特にケガもなく、同シェルターで保護されることになった。

ローディーは保護された時、首輪に1通の手書きのメモが残されていた。そこには、元の飼い主がローディーを捨てるに至った経緯が記されていた。

メモは「私の名前はローディーです」「私はお座り、伏せ、お手など基本的なことはだいたいできます。全力で遊ぶのが大好きで、物を噛んだり中から音のする物を引き裂いたりします」とローディーの紹介から始まる。

「私はたくさん甘やかされて育ちました。お父さんは私のためにソファとベッドを用意してくれました」「お父さんは私にステーキ、チキン、お米をよく食べさせくれました。私のお気に入りはラムとお米の組み合わせです」と、これまでの幸せだった生活ぶりが語られた。

そして、「もし私を見つけてくれたら、家と愛情が欲しいです」「私のお父さんは新型コロナウイルスのせいで職を失いました。彼のために祈ってください」と、元の飼い主の失業によりローディーが飼えなくなったことが明かされた。

次ページ:犬は路上に捨てないで保護施設へ


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